Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

商標担当者になったときに読む本(その13)

調査結果を見た事業部長の指示 商標調査結果報告書が返却されてきます。 まず日本です。さすがに一番早く帰ってきました。 結果は、3件とも、「使用可能、登録可能性あり」で一安心です。途中で、あらぶるい調査をしていたので、ある程度は予想してましたが…

商標担当者になったときに読む本(その12)

特許事務所を訪問 特許事務所は、虎ノ門駅の近くにあります。特許庁が虎ノ門駅近くにありますので、虎ノ門のあたりには特許事務所が数多くあります。 電子出願ですし、電話やemailで事足りますので、何も特許庁の近くに事務所がある必要はないように思います…

商標担当者になったときに読む本(その11)

商標調査依頼書 商標の候補3件を、E特許事務所にお願いすることになりました。 ベテランのCさんは、特許事務所に電話で商標調査を依頼しているそうです。EnglandのEなどと言いながら、スペリングを説明します。 「私」が、特許事務所にいた時、クライアント…

商標担当者になったときに読む本(その10)

特許事務所と特許管理会社 商標調査は、手間とコストがかかる作業です。特に外国商標調査の場合、商標法の考え方が日本とは異なり、相当に専門的です。 特許事務所にいた時、外国商標については、出願以降だけを依頼するクライアントもありました。これは、…

商標担当者になったとき読む本(その9)

ネーミング案の決定と調査 1ヶ月間かけて、ネーミング候補3点が上ってきました。 実は、その間、国内商標の開発を先行させていました。最終的にアプトプットするネーミング自体は外国人のクリエイティブディレクターも入った、グローバルネーミングですが、…

商標担当者になったときに読む本(その8)

委託先の選定 広告代理店のプレゼンがありました。この広告代理店とは古くからの付き合いがあります。営業担当者が毎日のように広報宣伝部や営業部に来ています。 この広告代理店は、会社のことを良く知っていて、会社の社員よりも広告代理店の方が、会社の…

商標担当者になったときに読む本(その7)

ネーミング会議に呼ばれる 今回は、重要ネーミングですので、広告代理店やネーミングコンサルのコンペがあります。 はじめにご挨拶をしたことと、久しぶりに新しい商標担当者であること、弁理士であることなどで、私のことは広報宣伝部での知られたようです…

商標担当者になったときに読む本(その6)

はじめての仕事 はじめての仕事は商標調査です。新製品が半年後に出るということで、営業部から商標クリアランスへの協力の要請が来ています。 この会社では、国内の商標調査では、特許事務所に依頼するのではなく、自分達でする調査する事になっています。 …

商標担当者になったときに読む本(その5)

挨拶回り ベテラン商標担当者のCさんが、まずは挨拶回りをしようと言います。 特許事務所では、クライアントの方から事務所に来ていただくことが多く、お客さんのところに行くことはあまりありません。 明細書を書く特許の担当者は、会社の研究所や事業部の…

商標担当者になったときに読む本(その4)

ベテラン商標担当者とのはじめての対話 B知財部長の話は、30分ほどで終わりました。来週あたりで、部で「私」の歓迎会をしてくれるとのことです。 B部長は経理に説明することがあるとのことで、時計を見ながら退出しました。相当、忙しそうです。 替わりに、…

商標担当者になったときに読む本(その3)

はじめての知財部 3日間の集合研修で、途中入社なので、年齢、性別はさまざまな同期とも親しくなりました。 さあ、企業における実際の仕事です。 9時始業なので、少し早めに会社に到着し、本社の人事部に立ち寄りました。 人事の課長から、本社事業場の説明…

富士ゼロックスが契約更改せずこ

社名は「富士フィルムビジネスイノベーション」に 2019年1月5日22:00の日経電子版に、富士フィルムホールディングスは、ゼロックスとの販売提携を解消するという記事がありました。 富士フイルム、米ゼロックスに販売提携解消を通知 (写真=ロイター) :日…

商標担当者になったときに読む本(その2)

導入研修を受ける 途中入社ですので、はじめから配属先は、知財部と決まっています。知財部長には入社時の面接でも話をしており、入社後は商標担当になることを知らされています。 導入研修は、3日間の座学の研修で、技術や営業や管理部門に配属されるすべて…

商標担当者になったときに読む本(その1)

シチュエーション説明 企業の商標担当者になったばかりの方を対象にして、数十の小テーマからなる「商標担当者になったときに読む本」を書くとして、このブログで、一度プロトタイプを作ってみようと思います。 小野昌延先生、江口俊夫先生のように商標の体…

親子上場

監視強化 2019年12月30日の日経に、機関投資家が親子上場についての監視を強化するという記事がありました。 運用会社、親子上場の監視強化: 日本経済新聞 日本生命は2020年から親子上場の場合に、社外取締役を3分の1以上か、社外取締役過半数の任意の委員…

カードキャプターさくらの海賊版対策

雑誌発売日のネット公開 2019年12月26日の朝日新聞に、人気漫画のカードキャプターさくらが、最新話をYouTubeで先行公開するという話が出ています。 日本語、英語、中国語などの6カ国語に翻訳されています。 作者の創作集団CLAMPのデビュー30周年の記念と、…

謹賀新年

オリンピック・パラリンピックイヤー 明けましておめでとうございます。 2020年の年明けです。 生まれたのが1964年の東京オリンピックの年ですので、それから56年。今年で56歳ということになります。 結構、いい歳になりました。今いる特許事務所の定年が65…

今年の振り返り(その2)

昨日の続き その他の話としては、 <北大サマーセミナー> 夏休みに、北大のサマーセミナーに参加しました。人生初北海道だったので、函館によったりして、少し観光気分も味わいました。 以前の会社の法務部にいた人が、慶応大の教授になり、講師だったこと…

今年の振り返り(その1)

1年間、何があったか 年末なので、今年一年、何をやったかにいて思い出してみました。 仕事は、2018年末から事務所の外国商標部長という肩書をいただき、3倍ぐらい忙しくなりました。 それまで2年間は勉強させていただいたのですが、今年1年は大量の実務との…

コーンフレーク

ケロッグとシスコーン 2019年のM₋1グランプリのチャンピョンに、お笑いコンビのミルク・ボーイが優勝しました。ネタは「コーンフレーク」です。 これに関して、日本ケロッグがコーンフレーク1年分を贈呈すると発表があり、日清シスコも追随するかどうかとい…

越境消費者センター

国民生活センターの機関 2019年12月10日の朝日新聞に、国民生活センターの「越境消費者センター」の記事がありました。 インターネットで、海外サイトを利用する人からの相談が増えているという記事です。 内容は、 2018年度の相談件数は、6257件 半数は、解…

PISAの調査結果

デジタル読解力 2019年12月23日の朝日新聞に、PISAの「読解力」の調査結果の分析が出ています。 PISAとは、OECDが行うもので、3年毎に15歳(高校1年生)を対象に行う学習度達成調査をいい(2018年は79ヵ国・地域が参加)、読解力、数学的リテラシー、化学リ…

無形資産の話

3つの分類、労働分配率、寡占 2019年12月24日の日経に、Neo Economy「無形資産 成長の源に」「フィジカルからインタンジブルへ」という特集があります。 Neo economy 無形資産、成長の源に:日本経済新聞 ヒト・モノ・カネの3要素から、研究開発(R&D)やブラ…

コングロマリットディスカウントの解消

スピンオフ~古典的な商標管理とは正反対~ 2019年12月23日の日経に、「子会社の分離上場が広がるか」という記事があります。スピンオフのことで、税制が改正されて第1号が出たという話です。 子会社分離上場 広がるか スピンオフ、税制改正で第1号 成長加速…

TMIがコンサルに変身

監査法人系の法律業務への参入 2019年12月23日の日経に、TMI総合法律事務所が、総合コンサルティング事務所への変身中という記事がありました。 TMI総合、コンサルに変身へ 監査法人系参入に危機感 :日本経済新聞 12月3日にベンチャーキャピタルを設立 第1号…

昭和シェルと出光興産

ブランド統合へ 2019年12月10日の日経に、昭和シェルと経営統合した出光興産の社長が、ブランド統合を検討しているという記事がありました。 出光、全国で給油所改革 社長「ブランド統一検討」 :日本経済新聞 EVのカーシェア「オートシェア」を全国に広げる …

良品計画が中国で敗訴

なぜ「無印良品」が商標権侵害訴訟で負けるのだろうか? 2019年12月19日のAFPBB Newsに、北京市高級人民法院での「無印良品」をめぐる訴訟で、日本の良品計画及びその子会社が敗訴したという記事がありました。中国のCNSから配信のようです。 「無印良品」の…

売れ残り衣料品15億点

販売された衣料品は13.6億点 2019年12年6日の日経の「それでもアパレルと生きる④」で、衣料品の売れ残りの記事を見ました。 〈それでも、アパレルと生きる〉(4) 売れ残り15億着は宝 ブランド外し独自のタグ :日本経済新聞 国内で2018年に出回った衣料品は29…

EUIPOのセミナー(その4)

Cancellation Cancellationというと、不使用取消などの取消をイメージするのですが、EUTMでは、Cancellationは上位概念で、下位概念として、①Revocation(取消)と②Invadidity(無効)があります。 ①のRevocation(取消)は、不使用取消などです。取消の効果は…

EUIPOのセミナー(その3)

使用証拠 続きです。 EUTMには、使用証拠は、異議申立と不使用取消と無効の3点などで規定があるようです。もちろん、侵害にも関連しますが、そこは各国法によるのだと思います。 異議申立をしたときに、被異議申立人から使用証拠の提出を要求される点が、日…