Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

新・商標法概説(その12)

商標法の概念、商標法の体系的地位、不正競争防止法と商標法 小野先生は、使用権と禁止権という言葉に整理されています。 江口俊夫先生と同じであり、専用権と禁止権という網野先生とは違うようです。 商号の商標化(株式会社東芝の東芝商標)と、商標の商号…

大学発特許のライセンス収入

米国は、1件あたり22倍 2020年6月22日の日経に、日本の大学発特許のライセンス収入が、米国に比べて少なく、また、大学の研究費の民間負担率が低いという話が出ています。 (エコノフォーカス)大学発特許 生かせぬ日本 1件あたりライセンス収入、米は22倍 …

契約書にハンコ不要

政府見解 2020年6月19日の日経(夕刊)に、契約書への押印は必ずしも必要ないという政府見解を政府が示したという記事がありました。 新型コロナ:「契約書のハンコ不要」、政府が見解 対面作業削減狙う :日本経済新聞 押印でなくてもメールの履歴等などで契…

アマゾンの模倣品対策

専門部署の立ち上げ 2020年6月25日の日経に、アマゾンが模倣品専門部署を立ち上げたという記事がありました。 アマゾン、模造品販売で専門部署 法的責任を追及 :日本経済新聞 6月24日に発表 元検察官、データアナリスト、サイバー犯罪などの専門家からなる「…

オリンパスの映像事業

投資ファンドに売却 2020年6月25日の日経にオリンパスが映像事業を投資ファンドに売却するという話が出ていました。 オリンパス、デジカメなど映像事業をファンドに売却 :日本経済新聞 オリンパスはデジタルカメラ事業などの映像事業を、投資ファンドの日本…

APPLE ROSETTA

各国に商標出願 CPU切替時のソフト 2020年6月22日の朝日新聞夕刊に、アップルが「ROSETTA]という商標を各国で出願しており、その意味が翌日のイベントで判明するという記事がありました。 日本では「APPLE ROSETTA」という商標で、4月30日付で出願 5月26日に…

新・商標法概説(その11)

商標法の国際的動向 この部分では、商標に関連する条約を説明しています。 1.商標の国際性:商品は国を超えて流通するので、商標はそもそも国際的 2.パリ条約:1883年締結。加盟国は170ヵ国。全会一致の原則のため、遅れがち ●商標登録条約(Trademark R…

新・商標法概説(その10)

商標法の沿革 商標の保護は、万葉集や室町時代にあるそうですが、商標制度が整備されたのは明治以降ということです。 明治17年(1884年)商標条例:我が国最初の工業所有権法規。登録主義、先(出)願主義、先使用権、一商標一出願、公示主義、存続期間、更新…

新・商標法概説(その9)

商標の沿革と発展 <前史> 古代、中世の標識と、近代的な商標の区別ですが、ここは本を、読んでもらうしかありません。 中世のギルドの生産標(production mark)は、生産者の利益のための標識ではなく、ギルドの信用を守るための標識であり、同一品質を保…

新・商標法概説(その8)

商標の機能 基本的な機能を、識別機能としながら、そこから生じた機能として、出所表示機能、品質保証機能、広告機能があるとします。 強い商標(造語)、弱い商標(品質・性能表示語)とありますが、弱い商標でも永年使用すると強い商標になることもあると…

新・商標法概説(その7)

商標に隣接する標識 ここでは、商標と用語が混同されやすいものについて、比較をして説明しています。 商標と意匠 商標と著作物 商標とスローガン 商標と商品の形態 商標と氏名 商標と商号 商標とサービス・マーク 重要だろうと思ったのは、商標と商品の形態…

新・商標法概説(その6)

商標の種類(分類) 商標の種類は、1構成、2機能、3使用主体、4その他から分類できるとしています。 1 構成上の分類:商標法の商標の定義(構成要素)に沿った分類です。 文字商標 図形商標: 歴史的には最も基本 記号商標: 三井、島津のマーク、ルイ…

新・商標法概説(その5)

立体商標 標章は、標識の一つであり、標識には、視覚を通じて捉えらるものの他、聴覚、嗅覚・味覚・触覚で捉えらるものも標識としての機能を果たすことができる。しかし、動的商標や音響商標はまだ商標法上の商標とは捉えられいない(※当時)。 米国からスタ…

出光の給油所ブランド

アポロマーク+apollostationへ 2020年6月20日の日経新聞に、出光興産の全国6400ヵ所の系列ガソリンスタンドのブランドを2021年4月から「apollostation(アポロステーション)」に変更するという記事がありました。 給油所のブランドは「apollostation(アポ…

新・商標法概説(その4)

商標概念と商標の使用 この部分は、役務商標や、色彩、立体商標という話もありますが、一番、力を入れて書かれているのは、商標は商品又は役務との関係についての概念であるということと、自他商品識別力との関係です。 まず、商標は標章を独占するものでは…

新・商標法概説(その3)

商標の概念(その2)・・・商品又は役務についての使用 「標章」の概念に続いて、「商品又は役務についての使用」です。 ここは、 「商品又は役務」についての使用 商品又は役務についての「使用」 商品又は役務「についての」使用 と分けて説明しています…

新・商標法概説(その2)

商標の概念 少しずつしか読めないのですが、読んで面白いと思ったところをピックアップしていきたいと思います。個人の感想ですので、重要な箇所は飛ばすこともあります。 「商標の概念」の導入のところですが、 昔は「商標は商品の顔」、役務が入り今は「商…

新・商標法概説(その1)

商標保護の重要性、標識の機能 新・商標法概説を読んで、面白いと思った内容、気になった内容をメモしておこうと思います。まず、3ページから7ページまでを読みました。 実質的な商標法は、商標登録性の有無とは関係ないが、近代商標法は「登録」という法技…

買いました(これから読みます)

新・商標法概説【第2版】 小野昌延先生、三山俊司先生の「新・商標法概説【第2番】(青林書院)」を買いました。 新・商標法概説 作者:昌延, 小野,峻司, 三山 発売日: 2013/03/01 メディア: 単行本 帯に「実務家のための本格的概説書」とあり、平成26年商標…

レディ・アンテベラム

「レディ A」に改名 2020年6月12日の朝日新聞夕刊に、米国の人気カントリーグループ「レディ・アンテべラム」が、バンド名が奴隷制度を連想させるとして、「レディ A」に改名するという記事がありました。 白人警官が黒人男性を死亡させた事件を機に人種差別…

コロナの新聞広告

少し考えてみました 2020年6月13日の朝日新聞(夕刊)に、暖房機器メーカーのコロナ(新潟県三条市)が新潟日報に掲載した広告が全文紹介されていました。 文章は、ひらがなとカタカナのみで創られています。 タイトルは「コロナではたらくかぞくを持つ、キ…

アサヒグループHD

オーストラリアのビール事業買収 2020年6月10日の日経で紹介されていた、NIKKEI ASIAN REVIEWのアサヒグループホールディングスのオーストラリア事業買収についての記事を読みました。 Asahi's $10bn Australian beer deal faces post-pandemic hangover - N…

民事判決

ネット提供 2020年6月8日の日経に、民事判決のネット提供が動き出したという話があります。 民事判決 ネット上で提供 官民で課題検討、23年度にも 企業など活用しやすく :日本経済新聞 裁判所は社会的関心が高いと判断したものをウェブに掲載 一部は、法律系…

司法のオンライン化

海外先行 2020年5月31日の日経に、海外に比べ、司法のオンライン化は進んでいないという記事がありました。 司法のオンライン化なお遠く 海外先行、日本も急務に :日本経済新聞 新型コロナウイルスの影響で止まった司法手続き オンライン化の動きが鈍い 民事…

日産のブランドロゴ変更

3月には出ていた情報のようです 2020年6月9日の「くるまのニュース」に日産のロゴ変更の話が出ていました。日産としては19年ぶりのロゴ変更ということです。Yahoo! Newsで紹介されていたので知りました。 新ロゴで新生日産のスタート切る! ゴーン時代のハン…

種苗法改正

今国会は見送り? 2020年5月29日の朝日新聞のニュースQ3の欄で、種苗法の改正が議論になっているという記事がありました。 俳優の柴咲コウさんがツイッターで反対意見を発信しているとあります。 シャインマスカットなど、果物の国外流出を防止するための改…

論文再読(その2)

「小売等役務制度に関する事例紹介と今後の課題について(制度導入から十余年を経て)」(続き) 昨日に続き、上記の論文を読んでいます。 5.「BLUE NOTE」事件(知財高判平成23年9月14日): 判例が長めに引用されています。 特定小売等役務と総合小売等…

論考再読(その1)

「小売等役務制度に関する事例紹介と今後の課題について(制度導入から十余年を経て)」 パテント2020年2月号に掲載されていた、山田朋彦弁理士(令和元年商標委員会委員長)の標記タイトルの論考を再読しています。 https://system.jpaa.or.jp/patent/viewP…

AINUの商標出願

中国の個人が出願 2020年6月4日の日経夕刊に、中国広東省深圳市の個人が日本で「AINU」を商標登録出願しているという記事がありました。 中国から「アイヌ」出願 特許庁で審査待ち、批判も :日本経済新聞 商標は「AINU」 スマートフォンケースやパソコンのマ…

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DX改革が明暗を分ける 2020年6月4日の日経の一面TOPに「DX改革 企業明暗ーコロナで鮮明に」という記事がありました。 DX改革、企業明暗 コロナで鮮明に ウォルマートやニトリ、落ち込み補う JCペニーやレナウン、実店舗頼み :日本経済新聞 デジタルトランス…