Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

知財全般(特許や著作権)

持株会社制度

パナソニックが移行 2020年11月14日の日経電子版に、2021年6月24日のパナソニックの社長交代と、2022年4月からの持株会社への移行の話が出ていました。 パナソニック、持ち株会社に 社長に楠見氏 :日本経済新聞 2021年4月1日から楠見雄規常務執行役員がCEOに…

画像デザインの保護

意匠法改正の解説を読みました パテントの2020年10月号に掲載されていた、弁理士の安立卓司さんの「弁理士が知っておくべき、新しい画像デザインの保護」という論考を読みました。 アイコンやウェブサイトの画像等についても、意匠権が発生しうる 従来は、物…

建築物、内装の意匠

パテント10月号の記事(その2) 2020年10月号のパテントは意匠特集です。その中に、令和元年度の意匠委員会のメンバーによる「実務ですぐに使える建築物・内装の意匠の3つのポイント」というと論考がありました。 今後、建築物や内装の意匠の出願を依頼され…

パテントの意匠特集

峯先生の「改正意匠法と残された課題」を読みました パテントの2020年10月号に掲載されていた、峯唯夫先生の「改正意匠法と残された課題」を読みました。 1998年(平成10年)法改正からの流れが概説してあり、今回の法改正と、今後の課題まで説明されていま…

パテント誌の髙部知財高裁所長インタビュー

最近の知財訴訟の現状、国際知財シンポジウムなど 2020年10月号のパテント誌に、知財高裁裁判長の髙部眞規子所長のインタビューがあります。 経歴、最近の知財訴訟や知財関係の現状認識、国際知財シンポジウムの開催予定などが書かれています。 面白かったと…

国会図書館蔵書のオンライン送信

文化庁が著作権法改正を検討中 2020年10月19日の日経に、文化庁が国会図書館蔵書のオンライン送信を検討中という記事がありました。 図書館 オンラインへ始動 文化庁、著作権法改正へ作業部会 既存ビジネスに影響も :日本経済新聞 5月下旬に知的財産戦略本部…

グーグル対オラクルの著作権訴訟

アンドロイドとJavaコード 2020年10月9日の日経に、グーグルとオラクル間でアメリカの最高裁において争われている著作権の訴訟の記事がありました。 グーグル対オラクル、著作権大型訴訟が最高裁に IT大手の優位を左右 :日本経済新聞 10年間争われている著作…

電池の特許出願

日本が3分の1 2020年9月23日の日経に電池の特許出願について、日本の電池の特許出願は3分の1という記事がありました。 日本発の電池特許出願、世界の3分の1に 2018年 :日本経済新聞 EPO(欧州特許庁)とIEA(国際エネルギー機関)のまとめ 2018年の電池の出…

特許庁 すべてデジタル申請

500種類をデジタル化 2020年10月3日の日経に、特許庁の申請手続きをすべてデジタル化するという記事がありました。 特許庁の行政手続き、全てデジタル申請可能に :日本経済新聞 梶山弘志経済産業相は2日の記者会見で経済産業省で押印の必要な2000の行政手続…

画像のリツイート

著作者人格権侵害との最高裁判例 2020年7月22日の朝日新聞で、ツイッターに無断投稿された写真をリツイートしたら、ツイッターの使用で自動的にトリミングされ、撮影者の氏名が見えなくなり、著作者の氏名が表示されなくなっていることが、「著作者人格権」…

種苗法の改正

継続審議で、秋の臨時国会に提出の可能性 2020年7月13日の日経のまとめ記事で、種苗法改正の必要性についての記事がありました。 農産品の知財保護なぜ必要? 海外流出が輸出阻害 :日本経済新聞 海外での品種登録の費用を補助する制度が必要 種苗メーカーに…

五輪エンブレムとパロディ

3名の議論の比較 2020年7月14日の朝日新聞に、日本外国特派員協会の五輪エンブレムのパロディをめぐる論点について、3名の識者の議論が紹介されていました。 グレゴリー・スターさん(編集者、会報誌の編集担当): 「著作権侵害にあたる。選手への配慮も欠…

IoT特許の差止請求制限の議論

自動車業界の懸念とドイツの訴訟の行方 2020年7月6日の日経に、IoT特許と差止請求制限という話が出ていました。 IoT特許に訴訟リスク 自動車業界の懸念 特許庁で議論 「差し止め」制限 着地見えず :日本経済新聞 異業種間の交渉 窓口巡り綱引き :日本経済新…

大学発特許のライセンス収入

米国は、1件あたり22倍 2020年6月22日の日経に、日本の大学発特許のライセンス収入が、米国に比べて少なく、また、大学の研究費の民間負担率が低いという話が出ています。 (エコノフォーカス)大学発特許 生かせぬ日本 1件あたりライセンス収入、米は22倍 …

種苗法改正

今国会は見送り? 2020年5月29日の朝日新聞のニュースQ3の欄で、種苗法の改正が議論になっているという記事がありました。 俳優の柴咲コウさんがツイッターで反対意見を発信しているとあります。 シャインマスカットなど、果物の国外流出を防止するための改…

治療薬とワクチンの特許プール

G7で提案 2020年5月25日の朝日新聞デジタルに、安倍首相が6月に開催されるG7で治療薬とワクチンの特許プールを提案するという話が出ています。 これに関連して、2020年5月20日の日経に、WHOがワクチンの特許に制限をかけて安くワクチンを供給することをめざ…

五輪紋章をコロナで風刺

日本外国特派員協会の4月号の表紙 2020年5月16日の朝日新聞夕刊に、日本外国特派員協会の会員向けの月刊誌の4月号の表紙の話題がありました。 東京五輪の大会エンブレムを、新型コロナウイルスに見立て、新型コロナウイルス風に少しデザインを変えたものを表…

官邸や自治体の偽ページ

「.tk」「.ga」「.gq」「.ml」とは 2020年5月13日の朝日新聞の電子版に、官邸や自治体のWebサイトの偽サイトが大量に出ているという話がありました。 少なくとも1千以上のサイト 目的は不明。個人情報や金銭をだまし取る目的の可能性 神戸市が注意喚起のリリ…

特許から情報・データ?

「特許の歴史から学ぶデジタル新時代の知的財産活動」 知財管理の2020年4月号に、上記のタイトルの論説がありました。日立製作所の知的財産本部長で、日本知的財産協会の理事長の戸田裕二さんの論説です。 ヴェネチアから、イギリス、アメリカ、中国といった…

量とコスト

IPランドスケープでの説明 2020年5月4日の日経に「知財量に頼る日本勢ー分析法『IPランドスケープ』で鮮明」という記事がありました。表を見ないと理解しにくいので、表をご確認ください。 知財 量に頼る日本勢 分析法「IPランドスケープ」で鮮明 質やコスト…

新型コロナ対策の知財無償提供

トヨタやキヤノンなど 2020年5月1日の日経の1面に、京大の松田文彦教授の呼びかけに応じ、新型コロナウイルス対策として、トヨタやキヤノンなどが特許を無償開放するという話がありました。 コロナ対策の知財、無償で提供 トヨタやキヤノン、世界に :日本経…

追求権

ブロックチェーンで二次著作、三次著作を把握 2020年4月20日の日経に、ブロックチェーンを使った漫画や動画の紹介がされていました。 ブロックチェーンで権利やランセンス契約の情報を改変されずに記録。二次創作や中古市場で収益還元 中古の電子書籍:TART…

GMOの熊谷会長と日本電産の永守会長

テレワークについて 2020年4月14日の朝日新聞にGMOの熊谷会長兼社長の話がありました。 GMOは国内で感染が拡大する前の1月末に、いち早く在宅勤務を実施 渋谷周辺の中国人観光客から従業員が感染するおそれを察知 システムの準備はあった。また、東日本大震…

フェラーリ250GTOの著作物性

AIPPIの2月号 AIPPI誌の2020年2月号に、イタリアのボローニャ裁判所の専門ビジネス部門(高裁に相当)が、フェラーリ250GTOの著作物性を認めたという、イタリアの欧州商標弁理士・欧州意匠弁理士の論説がありました。 相手方は、Ares Design Modena S.r.lと…

EU意匠の判例

ポルシェとフォルクスワーゲン 2020年2月号の「AIPPI」に、「EU意匠判例法ー自動車産業にとって新たな試練なのか」という論説がありました。筆者はDr. Charistian T. Thomas氏とあります。 内容としては、2つの自動車の意匠の判例を取り上げています。どちら…

新型コロナウイルス薬の特許の議論

途上国の要求と製薬会社への補償 2020年4月16日の日経に、新型コロナウイルス関連で、薬の特許権の制限が議論になっているという記事がありました。 (真相深層)コロナ薬「特許に制限」浮上 途上国など、公共の利益優先求める 製薬会社への補償、議論必要(…

知財契約担当者の育成・教育

知財管理 2020年3月号 2020年3月の知財管理誌に、「知財契約担当者の育成・教育に関する調査研究」という論説がありました。2018年度のライセンス第1委員会の第3小委員会がまとめたものです。 知財の仕事の中に、知財契約担当という仕事があり、AI・IoT・ビ…

フランス競争当局の協議指令

グルーグルと仏メディア 2020年4月11日の日経に、フランスの競争当局が、グーグル(アルファベット)に対して、フランスのメディアと検察サービスで表示する記事の使用料について協議するように命令を出したという記事がありました。 仏当局、グーグルにメデ…

知財侵害の刑事罰

模倣品とそれ以外(「故意」を中心に) 2020年3月号のパテントは、「知的財産と刑事罰」という特集であり、巻頭の論考は弁護士の近藤惠嗣先生の「知的財産侵害に対する刑事罰ー理論と実務ー」でした。 比較的読みやすいですので、是非、現物を読んでもらいた…

国際特許出願の件数

中国が初の首位 2020年4月8日の日経に、国際特許出願の出願件数で、中国が米国を抜いて、初めての首位となったという記事がありました。 国際特許出願、中国が初の首位 米を逆転 (写真=ロイター) :日本経済新聞 全体の出願件数は、5%増の26万5800件で過去…