Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

研修

大学入学共通テスト

TOEICの離脱 2019年7月2日の日経に、大学入学共通テストから、TOEICが離脱したという記事がありました。 大学入学共通テスト、制度設計に甘さ TOEIC離脱 :日本経済新聞 大学入学共通テストに採用される英語民間試験に、TOEICが参加を取りやめ 受験から成績提…

サーチコスト理論

宮脇先生の論説を読んで 最近、特許庁の商標に関する日中商標研究の論文を4つほど読んだのですが、立命館大学の宮脇教授の論文に、サーチコスト理論の紹介がありました。 実は、別の人からも、サーチコスト理論の話を聞いたので、そんなものがあるのかと思っ…

商標に関する日中共同研究

結合商標の類否判断から考える商標制度の機能と将来像 続いて、特許庁の、商標に関する日中共同研究を読んでいます。今日は、学習院大学の小塚教授の上記タイトルの論文です。こちらが最後です。 非常に面白かったというのが印象です。是非、読んでください…

商標に関する日中共同研究

商標の類否判断における「取引の実情」 続きで、立命館大学教授の宮脇正晴教授の日本における商標の類否判断についての論文を読んでいます。論文のタイトルは、上記のものです。 https://www.jpo.go.jp/resources/report/takoku/nicchu_houkoku/document/h30…

商標に関する日中共同研究

中国における商標類似認定の基準に関する検討 昨日に引き続き、特許庁のWebサイトに掲載されている、日中共同研究を読んでいます。今日の論文は、中南財経政法大学 知識産権研究センターの曹 新明教授の論文です。 https://www.jpo.go.jp/resources/report/t…

商標に関する日中共同研究

商標の類否判断に関する日中の比較研究 特許庁のWebサイトに、「平成30年度知的財産に関する日中共同研究報告書」が、アップされています。 平成30年度知的財産に関する日中共同研究報告書 | 経済産業省 特許庁 この中に、商標に関するものが、4つあり、順番…

知財とブランド

田中 洋 先生の論文を読みました 以前の会社の先輩から、読みなさいと紹介を受け、知財管理の2019年4月号の「知財とブランド-知財部門がブランド戦略において担うべき役割ー」を読みました。中央大学ビジネススクールの田中洋先生の論文です。 パテント誌と…

ガバガバ儲けるブランド経営

久しぶりに読み返して 2005年の本ですので、14年前の本になりますが、小出正三さんの「ガバガバ儲けるブランド経営」(サイビズ)を再読しました。 ガバガバ儲けるブランド経営 作者: 小出正三 出版社/メーカー: サイビズ 発売日: 2005/10/21 メディア: 単行…

メキシコ商標法改正

使用宣誓書の提出 現在、Brexitが話題で、EUTMや英国商標法が話題になっています。また、ミャンマーの商標法がいつ発行されるのかも、非常に興味があるところです。 しかし、最近の各国の商標法改正で、一番重要だなと思ったのは、2018年のメキシコの法改正…

BtoB企業とマーケティング

日経のやさしい経済教室の連載 2019年1月16日から1月25日まで、9回にわたって紹介されていた、日経のやさしい経済教室の記事を読みました。 www.nikkei.com www.nikkei.com 内容は、 日本企業には、技術力、販売力、人材はあるが、マーケティングがない マー…

高橋是清の人物紹介

波乱万丈 2019年1月19日と26日の土曜日の、日経の日本史ひと模様で、歴史学者の本郷和人さんが書かれた高橋是清の人生の紹介コラムを見ました。 まさに、波乱万丈の人生です。 御用絵師が奉公人の娘に手を付けた→養子→寺の小僧→悪ガキ 横浜で外国人のボーイ…

ブランドと商標

非常に近いように思うが... ここしばらく、外国への商標出願の仕事をしているので、商標やTrademarkという言葉を使ったり、見たりすることが多いのですが、しばらく前はブランドマネジメントをしていたので、ブランドやBrandという言葉を見る方が、断然多い…

中国商標出願の実務分析

HFGの李 蕾弁護士、蘇斌商標代理人の論文 2018年12月号のパテントに中国で、マドプロ出願するべきか、直接出願すべきかを中心に、日本の出願人向けに書かれた論文がありました。 HFG LAW & INTELLECTUAL PROPERTYの李 蕾弁護士、蘇 斌商標代理人の論文です。…

インターネット上の模倣品対策(その2)

ECサイトを通じた各国での拡散 パテントの「スポーツと知財」の続きです。本日、読んだのは、ヨネックスの法務部知的財産課の弁理士さんの「模倣品撲滅への取り組み」というタイトルの論文です。 ヨネックスの会社の説明、事業の説明、代表的な技術(ブラン…

インターネット上の模倣品対策

モール型サイト、個別サイト、オークションサイト、SNS 昨日に続き、2018年12月号のパテントの「スポーツと知財」特集を読んでいます。ミズノの法務部の弁理士さんが、「スポーツ用品メーカーにおける模倣品対策」をまとめて書いておられます。 前半は、工場…

中国の知財裁判制度の改善

最高裁に二審を一元化 2018年11月30日の日経に、中国の知財裁判制度の改善についての解説記事がありました。 r.nikkei.com 2019年1月から、特許など技術系の裁判について、最終審である二審を最高人法院(最高裁)に集約 判断のバラつきを防ぐ 地域保護主義…

読んでみました

英語は「英語で学ぶ」とうまくいく 事務所の近くの、虎ノ門の本屋に平積みされていたので、買いました。 英語は「英語で学ぶ」とうまくいく 英語で考える力をつける14段階式英語学習法 作者: 西ジェームス 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンタ…

読んでみました

コカ・コーラ その資本・戦略・体制(ダイヤモンド) アメリカのブランドライセンスの話で良く出てくる、コカ・コーラの本を図書館で見つけたので、読んでみました。 昭和43年の本で、古いのですが、ダイヤモンド社の「世界の企業物語」の一つです。 ファン…

JIPA商標委員会の勉強会

武田グローバル本社で 2018年11月2日に、日本知的財産協会(JIPA)の商標委員会の勉強会があり、一時間ほどお話をする機会がありました。そのあと、1時間ほど、参加者とディスカションするという勉強会です。 本社の横に、福徳神社があります。 ●しばらくの間…

商標管理(日本生産性本部)(その13)

資料Ⅲ 商標に関する論文 この本の最後です。「商標の使用許諾」というタイトルのアーサー・L・ナザンスンさんの論文と、「混同と消費者の心理」という特許局副長官のダフネ・リーズさんの論文です。 ただ、判例はときどき引用されていますが、先行論文の引…

商標管理(日本生産性本部)(その12)

資料Ⅱ 商標使用許諾契約 資料の2つ目は、契約書例です。Sunkistのボトリング事業に関するものと、CYANAという樹脂の成分ブランディングのタグ表示についての契約書です。 契約書は、機密性が高いという理解をしていましたが、雛形が完全オープンになっていま…

商標管理(日本生産性本部)(その11)

資料Ⅰ 商標使用便覧 この本の最後に、資料が3つあります。商標使用便覧、商標使用許諾契約書例、商標に関する論文です。 まず、商標使用便覧ですが、11社のものが掲載されていますが、今日のブランドロゴ使用ガイドラインとは、少しちがいます。 ブランドロ…

商標管理(日本生産性本部)(その10)

Ⅹ 日本における商標管理の実情 第10章は、1958年当時における日本の商標管理の実情です。現行法の説明、改正法の動向、特許庁、企業の運用などを説明しています。 ●先願登録主義 商標権は、使用ではなく、登録によって発生するが、当時は、「現に商標を使用…

商標管理(日本生産性本部)(その9-2)

Ⅸ 商標管理に関する専門家の意見(その2) 続きですが、よく似たことを、各々のスピーカーが言っているところがありますので、特徴的なところだけ拾います。 9.抵触のおそれのある商標の調査、先登録主義国(メルク) 医薬品業界の業界登録の説明があり、…

商標管理(日本生産性本部)(その9-1)

Ⅸ 商標管理に関する専門家の意見(アメリカ商標協会における講演記録)前半部分 第9章は、15個の講演録になっています。テーマが多岐に亘っているので、2回分に分けて書きます。 1.企業における商標管理(シンガーの商標部長) 企業の商標担当者は、商標管…

商標管理(日本生産性本部)(その6)

Ⅵ 貿易における商標管理 第6章は、海外での商標管理です。この章は、ネーミング、適正使用管理、ライセンスというよりは、通常の商標権の実務に近い内容です。 途中で「三菱」「Three diamonods」の事例が沢山でてきますので、執筆者は、三菱商事の総務部の…

商標管理(日本生産性本部)(その5)

Ⅴ 企業における商標管理 第5章は、事例のオンパレードです。 各社のマニュアル、ガイドライン、契約、タグ、組織構成まで、詳細に説明されています。 この本の、もっとも価値があるところでしょうか。 商標の選定で、ネーミングの一般論のようなことが述べら…

商標管理(日本生産性本部)(その4)

Ⅳ アメリカにおける商標法と不正競争防止 第4章は、商標法と不正競争防止との関係です。この章は、少し難解でした。 元々は、コモンローのPassing Offがありました。Passing Offとは、「何らかの方法で、自己の商品をあたかも他人の商品であるかのごとく消費…

商標管理(日本生産性本部)(その3)

Ⅲ アメリカ商標法の沿革と現状 この第3章では、アメリカ商標法の沿革と当時の現状が書かれています。 1.アメリカ商標法の沿革 憲法に根拠がある特許や著作権とことなり、コモンローがベースで、州際取引条項を手掛かりに連邦登録制度を作ってきた過程が書…

商標管理(日本生産性本部)(その2)

Ⅱ 商標と商標制度 第二章は、商標と商標制度です。 中世においては、生産者と消費者が直接商品が売買したので、商標は、生産標であり、公共の利益のために使用する義務があり、警察標とか、責任標と呼ばれていたとあります。 商標は、近代的な商品生産社会に…