透明包装に
2017年2f月17日の日経新聞によると、奈良県の薬局で、C型肝炎薬の偽造品(模倣品よりも、きつい言い方ですね)が出ていた「ハーボニー」の問題ですが、3月1日からパッケージを変えて、従来のボトル包装から、中身の見える透明シート包装に替わるようです。
透明シート包装に替わることで、中身が確認できるため、偽造品対策に有利になるとのこと。
もともと、ボトルが開けにくいという声があったことで、シート包装への切り替えを準備していたのを、今回の事件を受けて前倒ししたようです。
一言コメント
偽造品対策のためにパッケージを変えるというと、グリコ森永事件の後、一時、お菓子のパッケージが非常に厳重なものになっていたのを思い出します。
最近は、簡易な包装になっているようですが、厳重パッケージをやめたというよりは、開けたらわかるパッケージになっているようですね。企業として安心・安全をお客様に提供するにはパッケージや流通ルートをしっかりしたものにすることが一番です。
模倣品、偽造品というと、中国の話で、日本では関係ないと思っていましたが、ネットの普及や流通ルートの多様化で、最近は日本でも他人ごとではなくなってきているように思います。
数年前に有名家電量販店で時計の並行輸入品が模造品だったとわかったとかいうニュースがありました。中国のサイトには沢山の模倣品が販売されています。個人輸入の斡旋サイトあります。
このような被害が出ている企業は、法的な対策として、税関登録が必要なのだと思います。
知的財産ホームページ (税関の知的財産権のページ)
知的財産の輸入差止申立情報:商標権 : 税関 Japan Customs (輸入差止申立の事例)