5月中旬に要項発表
2017年4月25日(火)の日経に、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会のマスコット選考検討会議が24日にあり、応募要項を5月中旬に発表することを決めたという記事がありました。
- プロアマを問わず広くデザインを募集する
- 最終候補を3~4案に絞って公表
- 子供の意見を反映させた上で決定
というプロセスのようです。
組織委員会は、マスコットの商標や意匠するなどして、法的に問題ないことを確認し、最終候補を公表する。
意匠登録のために、マスコット前後、上下、左右の6面図や、プロフィールを提出を求めるとありました。
コメント
前回のエンブレム問題があるので、慎重に判断されると思いますが、前回は、著作権が問題になったのであり、商標が問題ではありませんでした。
また、今回、マスコットですので、ノート、Tシャツ等の衣類、ぬいぐるみ、ストラップといった商品化権のグッズ類を想定してだと思いますが、意匠が出てきています。
しかし、たぶん、意匠で引っかかるようでは、著作権でダメだと思いますので、この著作権の調査をどうするかです。インターネットの画像検索が通常ですが、データベースがあるわけではないので、どうするつもりでしょうか。
公表してしまえば、公衆審査で、世界中の人が調べてくれると思いますが。
さて、意匠の6面図を出せというのは、ハードルが高いですね。一般の人には正面図はかけても、6面図は、書けないと思います。意匠という笠を着た非関税障壁のように思われてもしかたないのではと心配してしまいます。
正面図のみを募集して、良さそうなものは事務局で6面図を仕上げて、本人の確認を取るというのが、筋が良いのではないでしょうか。