Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

ネーミングの力

日比谷でネーミングの講演会

最近、夕方に予定のないときは、夕食を虎ノ門か日比谷で簡単に済ませて、日比谷図書館に行くようにしています。

資格試験、大学受験など、目的は違うようですが、高校生から社会人まで、皆さん真剣に勉強されているので大変雰囲気が良く、会社の机のような仕切りのある机も沢山あって、施設もいいので、私も利用させてもらっています。22:00まで使えるのと、休館日が少ないのも、使いやすいと思います。

印刷はできませんが、Wi-Fiも完備しており、無料のレンタルオフィススペースのような感じです。

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日比谷図書館の現在の正式名称は、日比谷図書文化館というようです。

図書館機能以外に、簡単な博物館的な機能があったり、講演会を開催していたり、貸し会議室をがあったり、地下にはレストランがあったりします。

 

●さて、講演会のチラシのコーナーで、興味をもったものがありました。「ネーミングの すべては名前でできている。というものです。2017年7月6日(木)の19:00-20:30(18:30開場)で、講師は岩永嘉弘さんです。ネーミングの大家の方ですね。私も一冊著書を持っています。

日比谷カレッジ|千代田区立日比谷図書文化館

カード詳細表示

詳細は、↑を見てください。

 

参加費は、1000円で当日徴収です。1時間半で、この価格は安いと思います。民間のセミナー業者なら、だいぶ高いのではないでしょうか。

定員は60名で、事前申し込みが必要です。私は図書館の1階ので済ませましたが、電話やメールでもOKのようです。まだ、先なので、ご関心のある方は、申し込んでください。

 

●肝心のネーミングですが、今回の講演会はネーミング一般の話と思いますが、私の関心は、国内ネーミングとグーバルネーミングのどちらを採用するか、そして、その関係性という点にあります。

ブランドネームは、当然に、グローバル統一です。一方、商品ネーミングは、そこまで至っていません。製薬業界うや、ネスレ、P&G、花王のようなマーケティングが強い会社だけが全世界統一をしているように思います。日本の将来を考えると、今後は、海外で使えないネーミングは、価値がなくなると思います。

しかし、実際は、各社にそのような商標を創ることも、使用できるようにすることも、双方のPOWERがなく、地域単位のネーミングになっているのが現実だと思います。

この論点を見据えたネーミングが、国内のクリエーターから出てくる時代になってほしいと思っています。まだ、日本でしか通常しないネーミングが多いように思います。これは、別に説明したいと思います。

 

●いままで、仕事が終わってから更に勉強するという気分にならなかったのですが、転職したので覚えなおさないといけないことや法律の変化を理解しておく必要があり、また、英語に関係する仕事になりましたので英語力の強化の必要もあり、30代前半以来なのですが、日常的に勉強しています。

結構な年齢なのですが、気分は、学校を卒業して以前の会社に勤め始めた24歳のときに、非常に近い感じなのです。

 

●日比谷図書文化圏では、「シェイクスピア」や「睡眠」など、面白そうなテーマの講演会もあります。ネーミングは、商標やブランドマネジメントの親戚のような仕事ですので、仕事の延長ですが、他にも関心のあるテーマがあれば、参加しようと思っています。