真夏なのに暑くない?
2017年7月14日の日経(電子版)に、少し前に新聞で見た、伊藤忠の金曜日「脱スーツ」の発表会の様子がありました。映像もあります。
服装の良し悪しをとやかくいえないのですが、全体に「きっちり・かっちり」した服装ですね。これぐらいなら、全然、ビジネスでも普通な感じがします。
この12年間、宣伝の人が近くにいました。社内の宣伝の人はそれほどラフではありませんが、社外のクリエイターなどは、相当自由な感じで、会議があるときは、社内の居室近くの会議室に入ってこられますので、よく見かけたのですが、彼らと比較すると、まったく大人のしっかりした服装だと思います。
これは、映像用だからだと思いますが、若手の人は真夏で暑いのにネクタイをしているので、ちょっと暑そうという印象です。ベテラン社員は、ネクタイを外していますので、これはコーディネーターの考えがあるのかもしれません。
オフィスの女性は、制服がない職場であれば、そもそも自由な服装ですので、まったく普通に見えます。やはり、ポイントは男性で、選択肢がスーツしかなかったのが、色々と広がります。
メーカーの場合、研究所と工場は、作業服があることが多いので、通勤時は相当ラフな格好でOKで、社員証さえ持っていれば、ゲートはパスできます。服装はジーンズとTシャツでもOKなのです。
メーカーによっては、オフィスワーカーにも、作業服の着用を義務付けている会社も多いのですが、だんだん減ってきているのではないでしょうか。
伊藤忠に限らず、日本のオフィスワーカーの服装が変わることは、日本の印象を変えることにもつながるので、良い取り組みではないかと思います。
失速気味のプレミアムフライデーよりは、カジュアルフライデーは、良いキャンペーンだとおもいます。
販売店に目を転じると、百貨店でも、アウトレットでも、ショッピングモールでも、ほとんど女性の衣類の販売店ばかりで、男性の衣類は、3分の1か、場合によっては、5分の1もないように思います。人口は、半分ですから、ちょっと極端に振れているようにおもいます。
男性が、いままで、スーツにお金をかけてきたかというと、そうでもありませんので、全体に未開拓の市場ですね。
今回は、伊勢丹が協力したとありますが、あまり高いと財布が持ちませんので、ユニクロやZARAなど、お手頃なお店が協力すると、よりリアルな感じに仕上がるのではないかと思いました。