Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

Fakeニュース

広瀬すず主演「花より男子」はデマ

2017年10月22日15:38分配信のYahooニュースで、花より男子広瀬すず主演のリメークの話はないと原作者が否定したという記事が掲載されていました。配信は、J-CASTニュースです。

Fakeニュースですね。

headlines.yahoo.co.jp

 Yaooニュース(J-CASTニュース)の記事によると、

  • 神尾葉子さん原作の漫画「花より男子」は、2005年に井上真央主演でドラマ化
  • ビデオリサーチ調べで視聴率20%を超える人気作品
  • 花より男子 【公式】」と名乗るアカウントが「リメイク決定! 主演広瀬すず」などとツイート
  • 原作者の神尾さんはこのアカウントのツイートに対し、リメイク自体を否定
  • 問題となったツイートは、「花より男子 【公式】」と名乗るアカウントが、2017年10月20日20時30分頃、「花より男子リメイク決定! 主演広瀬すず、F4は後日解禁! 来春4月放送予定! 乞うご期待!」と投稿
  • このツイートを巡って、ツイッター上で否定的な声が相次いだ
  • 21日0時頃、原作者が、リメイクを完全否定
  • 21日20時頃、ツイートの投稿者が、嘘であることを認めた

とあります。

 

コメント

イギリスのEU離脱米大統領選挙でも問題になったFakeニュースです。海外の話でなく日本でもFakeニュースが出てくることを実感しました。特に、ありえそうな話は危ないと思いました。

 

Fakeニュースの拡散は、数時間で十分ということも分かりました。今回は、10月20日の午後8:30にツイートがあがり、一挙に検索キーワードで上位になり、10月21日の午前0時に原作が否定し、10月21日の午後8:00に投稿者がFakeニュースであることを認め、Yahooニュースが10月22日の午後3:38に記事を掲載しています。

 

Yahooニュース(J-CASTニュース)の記事から考えると、ツイートから原作者の否定まで、わずか3時間半の出来事です。もし、原作者が、この早い段階で否定しなかったら、相当このFakeニュースは拡散しているものと思われます。

 

先日、松山薫さんのニュースを読み解く技術という講演を聞きました。FakeニュースはSNSの発展で出てきたものですが、発信者たる一般人が昔のマスコミと同じ立場にたったため出てきたもので、Fakeニュースに騙されないようにするには、受信者たる一般人は昔のマスコミと同様の能力を身に着けるしかないというものでした。

 

年配者は、紙媒体に親しんできたため、ネットニュースを見ても、このニュースの出所は朝日新聞か、日経かなどを気にするようですが、若い人は、YahooニュースかJ-CASTかは気にせずに、単にネットに出ていたというだけのようです。

 

ひと昔前は、あり得ない記事を売り物にするスポーツ新聞があっても、皆さん承知の上で、あの新聞だからと笑って見ていたものが、若い人は、鵜呑みにしてしまうのでしょうか?

 

最近の高校では情報関係の講義で、ネットの怖さや付き合い方なども講義されているようですが、ネットを本格的に使用し始める前の段階、中学生ぐらいの授業で再徹底した方がよさそうです。(さすがに、それは無いでしょうか?)

 

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