Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

行ってきました(「運慶」展)

2017年11月4日(土)、東京国立博物館で開催されている「運慶」展に行ってきました。

連休の真ん中で、天気も良く、11:00に到着したのですが60分まちでした。平成館の前の庭で、ぐるぐると輪を描い待ちました。日傘のサービスもあり、博物館もおもてなしサービスなのだと感じました。

13:00に帰るころには、20分待ちになっていたので、一番、人の集まる時間帯に行ったのかもしれません。仏像ですので、年齢層は若干高めですが、若い人も結構多いと思いました。

www.tnm.jp

 

今回の東京国立博物館の「運慶」展は、奈良の興福寺中金堂が約300年ぶりに再建されることを記念したものだそうです。父の康慶(こうけい)、実子の湛慶(たんけい)、康弁(こうべん)らの作品も展示されています。

 

  • 奈良の興福寺には、阿修羅で有名な国宝館があるのですが、2018年1月まで休館中です。そのため、運慶の作った興福寺の仏像が、東京に貸し出しできたのだと思います。
  • 奈良に住んでいるときですので、大学生のころか、社会人になりたてのころ、興福寺の国宝館に阿修羅を見に行ったのですが、そこにポンと有名な阿修羅があり、修学旅行の学生が少しいる程度で、拝観客も少なく、もっと人気になってもいいのにと思ったのですが、今は、仏像ブームですので、興福寺の国宝館が開館すると、大人気になると思います。

 

特別サイトも準備されており、ビックイベントになっています。

unkei2017.jp

 

2017年4月8日~6月4日には、毎年秋に正倉院展が開かれている奈良国立博物館で、「快慶」展があり、今回の「運慶」展と対の展示会になっていたようです。残念ながら、これには行けませんでした。

www.narahaku.go.jp

 

 penで運慶と快慶の特集があり、運慶を見るための予習のために購入しました。

 仏像については、時間があるときに、下記の本を時々見ています。

 

ぶつぞう入門 (文春文庫)

ぶつぞう入門 (文春文庫)

 

 柴門さんの一押しは、運慶の出世作の奈良の円成寺大日如来坐像であり、今回の運慶展でも一番はじめに展示されています。

 このハンドブックは、、いろいろな仏像の種類・役割などを写真付きの解説で学べます。

見仏記 (角川文庫)

見仏記 (角川文庫)

 

みうらじゅんさんは、今回の運慶展のPRもされていますが、もうひとつ、ゆるキャラの第一人者でもあります。Wikipediaには、次の記載があります。

2004年11月26日には「ゆるキャラ」という言葉が、扶桑社とみうらじゅんによって商標登録されている(第4821202号)。これは無関係な第三者により商売に利用されたり、第三者に商標を取られ「ゆるキャラ」という言葉が自由に使えなくなることを防ぐためである。

 

2017年現在、「ゆるキャラ」の商標管理は「ゆるキャラ®グランプリ実行委員会」と「株式会社ゆるキャラ」になっている。

 

みうらさんの中では、仏像とゆるキャラは何か通じるものがあるのだと思います。 私もpen+のウルトラマン大研究を持っているのですが、日本のヒーローキャラクターと仏像は、通じるものがあると思います。東大寺の仁王像など、まさにそうです。

 

Pen+(ペン・プラス) 円谷プロの魅力を探る。 ウルトラマン大研究! 2012年 4/13号 別冊

Pen+(ペン・プラス) 円谷プロの魅力を探る。 ウルトラマン大研究! 2012年 4/13号 別冊

 

 

ともかく、仏像の世界は奥が深く広いので、飽きることがありません。

 

ちなみに、横浜近くで、いつでもゆったりと仏像を見れる場所として、鎌倉国宝館があります。先日、訪れましたが、本当にゆっくり見れます。重要文化財もあります。

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