赤ちゃん本舗のランキングと比べてみました
2017年11月29日の日経夕刊に、明治安田生命の2017年に生まれた赤ちゃんのお名前のランキングが出ていました。
調査対象は、2017年に生まれて、明治安田生命の被保険者となった男児と女児の計1万6330人を対象にしたものです。
男児は、
1位 悠真(ゆうま、前年3位)
1位 陽翔(はると、前年4位)
1位 悠人(ゆうと、前年13位)
4位 湊(みなと、前年9位)
5位 蓮(れん、前年2位)
5位 蒼(あおい、前年79位)
女児は、
1位 結菜(ゆいな、前年5位)
2位 咲良(さくら、前年5位)
3位 陽葵(ひまり、前年29位)
4位 莉子(りこ、前年5位)
5位 芽依(めい、前年14位)
という結果です。今年の傾向としては、東京五輪を控えて、日本を連想される名前が上昇しているとのことです。
結果は、だいぶ似ている
この調査結果を、先日、赤ちゃん本舗が公表していたランキングと比較して比較してみたいと思います。
男児は、
1位 蓮(れん)
2位 悠真(ゆうま)
3位 湊(みなと)
4位 大翔(ひろと)
5位 悠人(ゆうと)
となっています。蓮、悠真、湊、悠人は、明治安田生命のTOP5にも出てきています。
女児は、
1位 結衣(ゆい)
2位 陽葵(ひまり)
3位 凛(りん)
4位 咲良(さくら)
5位 結菜(ゆいな)
とありました。結衣、陽葵、咲良、結菜は、明治安田生命のTOP5にも出ています。
調査対象は、明治安田生命の調査が合計1万6330人で、赤ちゃん本舗の方が合計8万2917人とだいぶ差があります。
2つの調査を比較して気づいたのは、多少の順位の差はあるのですが、同じ名前がTOP5に沢山でていることです。
名前なんて五万とありますし、赤ちゃん本舗の調査で1位になったものでも250票程度でしかないので、この種の調査は結果がばらける傾向にあって、調査機関によって全然ちがう調査結果になるものと思っていましたが、だいぶ似た調査結果です。
ちなみに、明治安田生命のランキングには、男女別に、名前ベスト100、読み方ベスト50、人気の漢字ベスト25、生まれ年別ベスト10というものがありました。
特に面白いと思ったのが、生まれ年別ベスト10です。明治45年(1912年)からのお名前ランキングが出ています。
男児の名前は、昭和4、5年(1929年、1930年)あたりからは、昭和35年(1960年)あたりまで、ベスト10には、漢字一文字の名前がほとんどです。
女児の名前は、大正4、5年(1915年、1916年)あたりから、ベスト10には、「子」が付く名前が増えて、昭和47年(1972年)からは少なくなってきています。
社会の大きな変化、一つの家庭での子供の数、都市化や核家族化、戦争、恐慌や経済成長といった社会の大きな動きに、子供の名前は影響を受けているような感じがします。すでにあるのかもしれませんが、ちゃんと調べたら、新書本一冊ぐらいは書ける内容だと思いました。
ちなみに、明治安田生命のこの生まれ年別ランキングですが、明治45・大正1(1912)年~昭和63(1988)年については、昭和64・平成1(1989)年時点における加入者を対象に調査を行なったもので、昭和64・平成1(1989)年以降は毎年、その年の加入者を対象に調査を行なっているとあります。