「インスタ映え」と「忖度」
2017年12月2日の朝日新聞に、2017年の新語・流行語大賞発表の記事がありました。
- 2017ユーキャン新語・流行語大賞が1日、発表
- 現代用語の基礎知識選
- 年間大賞は、「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」
- その他、トップ10には、「35億」「Jアラート」「睡眠負債」「ひふみん」「フェイクニュース」「プレミアムフライデー」「魔の2回生」「〇〇ファースト」
- 選考委員特別賞に、「9.98」「29連勝」
とあります。
受賞者がおり、年間大賞の 「インスタ映え」は、女性ファッション誌「CanCam」のモデルの中村麻美さんと尾身綾子さん。
もう一つの年間大賞の「忖度」は、「忖度まんじゅう」の稲本ミノル・ヘソプロダクション代表取締役ということでした。
コメント
11月10日にノミネートの発表がありました。nishiny.hatenablog.com
ノミネートされていた30の候補は、
アウフヘーベン/インスタ映え/うつヌケ/うんこ漢字ドリル/炎上○○/AIスピーカー/9・98(10秒の壁)/共謀罪/GINZA SIX/空前絶後の/けのもフレンズ/35億/Jアラート/人生100年時代/睡眠負債/線状降水帯/忖度(そんたく)/ちーがーうーだーろー!/刀剣乱舞/働き方改革/ハンドスピナー/ひふみん/フェイクニュース/藤井フィーバー/プレミアムフライデー/ポスト真実/魔の2回生/○○ファースト/ユーチューバー/ワンオペ育児
でした。
この中では、個人的意見としては、うんこ漢字ドリル、働き方改革、もトップ10に入っても良かったように思います。
選考委員がバランス感覚を持って、選んだのでしょう。
新語・流行語大賞のWebサイトによると、選考委員会は、姜尚中(東京大学名誉教授)、俵万智(歌人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる(漫画家)、清水均(『現代用語の基礎知識』編集部長)とあります。
このサイトには、過去の受賞語も掲載されており、現在でも定着して使われていて、将来は辞書に載りそうな言葉もあります。反対に、そんなのあったなという既に忘れていたものもあります。
今年の年間大賞が「忖度」と聞いたとき、誰が受賞者になるのか、森友学園や加計学園の関係者や、役所の人が授賞式に出ることはないのに、受賞者を誰に決めるだろうかと思っていたのですが、忖度まんじゅうの企画会社の社長なら丸く収まりそうです。
ちなみに、忖度という言葉のきっかけは、3月にあった、「直接の口利きはなかったが、忖度があったと思う」という籠池泰典氏の発言ということです。