検索上位に詐欺サイト
2017年12月21日付の毎日新聞の電子版に、日本にも多くの詐欺サイトがあり、注意が必要という話が出ています。
- インターネットで、時計やバッグなど商品名を検索すると、送金しても商品が届かない詐欺サイトが検索結果の上位に表示され、金をだまし取られる被害が増加
- 詐欺サイトの業者は上位に表示されるようにSEO対策を実施
- 5月以降、サイトに記載された口座に約2億4000万円が入金されているのを確認
- 警察庁や日本サイバー犯罪対策センター(JC3)は注意を呼びかけている
- 今年5月から今月にかけ、詐欺サイトのアドレス約2万件を発見
- 米国の非営利団体「アンチフィッシング・ワーキング・グループ」(APWG)を通じ警告
- 神奈川県警などはJC3から提供された情報に基づき、詐欺サイトに「振込先」として記載されていた122の銀行口座を捜査
- 中国人2人を含む43人を検挙
- 詐欺サイトは昨年末から目立つようになった
- 検索結果をクリックすると、一瞬だけ公共団体などの正規のホームページにつながり、詐欺サイトに転送される仕組みがある
- 正規のサイトを経由することで、検索結果に詐欺サイトのURLを表示させず、発覚までの時間を稼いでいる
などとあります。詳しくは、毎日新聞の記事を見てください。
コメント
ひと昔前まで、模倣品といえば、中国や中国製品を販売している海外の話と思っていましたが、今は、日本でもネットで、だいぶ売られているようです。
これに近い話かもしれませんが、ネット上には詐欺サイトが沢山あるようです。
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)の調べで、約2万件の詐欺サイトがあると言いますので、大変な数です。
振り込め詐欺は、お年寄りをターゲットにしていますが、こちらの詐欺サイトは老若男女を問わず、すべての人がターゲットになります。
下記のJC3のWebサイトに、詐欺サイトやフィッシングサイト(クレジットカード情報などの重要情報を盗むためのサイト)を見分ける手法が紹介されています。
- ドメインネーム(ドメイン名)とURLアドレスのチェック
- サイト運営者・連絡先の名器(名前や住所、代表者の氏名が記載されているか)
- 日本語は自然か
- 暗号化されているか(https://など)
- 記載された決済情報(クレジット可)と違う決済しかできない(振込のみ)
- 個人名義の振込先は注意
- 激安価格が多いが、中にはそうでもないケースがある
このページでは、チェックポイントが解説されています。
最近の高校では「情報」の授業で、このあたりのことを教えてもらっていることもあるようです。
より世間一般が知るためには、中学でも教えるべき内容ではないでしょうか。
特に、ドメインネームの基本などは、国民の基礎知識として知っておくと良い内容であり、現代社会において、「情報」は他の科目よりも重要性が高いように思います。
ウィルス被害を装った、詐欺も多いようです。
実際に近くであった話ですが、ネットでいつものサイトを見ていたときに、たまたまこれに遭遇してしまい、直接詐欺業者に電話をし、コンビニで振込むように言われた件があります。
結局、「URLアドレス」がおかしい(一文字違い)と気づいたので、送金せずに済みました。詐欺にあうと大変です。