海外の人の分かり易さから
2018年1月26日の朝日新聞に、大阪地下鉄の愛称が、Osaka Metroに決まったというニュースがありました。www.asahi.com
- 海外の大都市と同じ名称にし、観光客にも分かりやすくする狙い
- 地下鉄は東京、パリ、アテネ、ドバイなどでも「メトロ」と呼ばれる
- 海外の方に一目で分かってもらうため、「東京メトロ」と違い、英文表記
- ロゴはらせん状の立体的な図形で、前から見るとメトロの「M」、横から見ると大阪の頭文字「O」に見える
- 動きのある図形で「走り続けるエネルギー」を表現
コメント
第一印象は、「東京メトロ」の二番煎じのような名称で、大阪らしくないと思いました。
大阪市営地下鉄のときは、英語でOsaka Subwayと言っていたようですので、Subwayで通しても良いように思いましたし、ロンドンのTubeのような独自性のある名称を考えても良いのに良いのにと思いました。
Metro、Subway、Underground、Tubeの使い分けは、次のページにあります。
english-hanasitaino.seesaa.net
Wikipediaにも、説明がありました。
ロンドンのTube、Underground、アメリカのSubway以外は、Metroが多数派のようです。
ただ、最近の大阪は海外の観光客に大変人気となっており、海外の人に分かり易い名称ということで、Metroを選択したとあります。それなら理解できると思いました。
大阪市のニュースリリースに、ネーミングの意図やロゴの説明があります。
ブランドコンセプトは、「走り続ける、変わり続ける。」
このブランドコンセプトが、コーポレートスローガンにもなるようです。
社名は、
日本語社名が、大阪市高速電気軌道株式会社
英語社名が、Osaka Metro Co., Ltd
とあります。職員の皆さんは、大阪市の文字が欲しかったのかもしれません。
しかし、この日本語社名、実際は、あまり使われそうありません。JR各社と同じです。
日本語と英語の不一致は良くないので、その内、日本語社名も大阪メトロ株式会社すべきと思いました。
また、社章は大阪市交通局の「局章」を「社章」とするとあります。大阪市の澪標(みおつくし)のデザインが一部に入っています。
折角の民営化のチャンスですので、社章は変えるべきではないかと思いました。
日本語社名と同様、政治的な妥協があるように思いました。
ロゴは良くできていると思います。蘊蓄もありますし、デザインも綺麗です。
ブルーがブランドカラーのようです。
横からみると、大阪のOの字を含んでいるとありますが、それは立体にして初めてわかります。いっそのこと、看板を立体(立体商標)にしてはどうでしょうか。