LINEが画像34万件を削除
2018年4月27日の朝日新聞に、ラインの子会社の運営するNAVERまとめが、報道7社の写真や画像を無断転載しており、約34万件を削除するという記事がありました。
関係者は、朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞と時事通信、共同共同通信の主要7社とLINEです。
報道7社が、3000件の無断使用を見つけ、LINEに調査を要求し、LINEは2700万件のうち7社からの無断転載が34万件あったと確認したとあります。
解説には、潜在的な無断転載の規模ははるかに大きいとあります。
コメント
今回は、画像、写真についての話のようです。
マスコミに金銭的な対価が還流しないと、事業継続が難しくなるということが背景にあるようです。それは、そうだろうなと思います。
特にNAVERまとめは、検索結果に出てくることも多いので、新聞社のような情報提供事業を行っているところからすると、なんとかしたい対象だと思います。
裁判をしても良かったが、裁判をせずに話合いで決めたという記載がありました。画像や写真は、転載している場合、著作権侵害と認定しやすのかなと思います。また、画像や写真では引用という概念が成立しにくいのかもしれません。
マスコミの経営としては、インターネットが出てきて、報道各社が無料でインターネットで記事の提供を行っているので新聞を取る人が減ってしまっている、一番、大きい原因ではないかと思います。
毎朝、新聞を取りにマンションの郵便受けのところに行きますが、だいたい3分の1程度の家庭しか新聞を取っていない感じです。日経の電子版の家庭もあると思うので、私のマンションでは、新聞を取っている家庭は、半分というところでしょうか。
本当は、電子版だけにする方が、経営は安定するようですが、販売店などのことを考えるとそうは簡単にできないと聞いたことがあります。
画像、写真の無断転載ということはしないのですが、リンクは良くやるので、リンクのポリシーがどうなっているか、毎日新聞、朝日新聞、日経新聞で比べてみました。
各社、原則自由のようですが、朝日新聞だけが、事前連絡を必要とするとありました。もし、このリンクポリシーに違反したらどうなるのかは、よくわかりませんでした。一方通行的なポリシーですので、何もならないのかもしれませんが、不明です。
このあたりも、保護と利用のバランスが必要なんだと思います。
一般に、昔は、TOPページへのリンクを前提とするということが良く書かれていましたが、今、そのような記載は見なくなったように思います。
朝日新聞のリンクポリシーからは、リンクされることに積極的ではないんだなと思いました。
