至って普通(五輪・万博に比べて)
2018年7月10日の朝日新聞で、来年のG20のロゴの公募がされているという記事がありました。
- 来年6月、日本で初めてのG20サミット(主要20ヵ国・地域首脳会議)
- 政府は会議のロゴマークを一般から公募
- デザイナーの佐藤可士和氏が審査委員長
- 開催地は大阪。NMB48 の吉田朱里さんらが審査委員
- 締め切りは8月末
という内容です。
コメント
募集要項については、首相官邸のWebサイトにあります。
2018年11月30日~12月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスで会議があり、その後は、このロゴを使用するようです。大阪での会議は、2019年の6月ですので、半年程度は、見かけるロゴになりそうです。
条件として、
- 日本の魅力、特色を出す
- G20、2019、JAPAN/Japanを入れる(OSAKA/Osakaではない=他の都市でも閣僚会議があるので)
- 特定地域を連想されるものはNG
- ポスター、名刺、ピンバッジで使用。カラー、モノクロでも使用
- シンボルマークとロゴ、ロゴのみ、どちらも可
とあります。
単なるシンボルマークではなく、G20や2019、JAPANの文字が必須のようですので、他には使い道のないロゴになります。
使用媒体も、ポスター、名刺、ピンバッジのようなので、至ってシンプルな募集要項です。
商業利用(商品化など)もないでしょうから、商標調査・商標出願なども原則的には不要です。
オリンピックや万博は、経済の活性化ということも大きな目的であり商業的に盛り上げる必要がありますが、G7やG20は、開催することが政治的に名誉というぐらいで、経済活性化にはつながらないためと思います。
2016年のG20は、中国の杭州で開催されたのですが、たまたま、この年に杭州に3回ほど出張があったのですが、街の大改造をしていました。もともと、中国を代表する観光地で綺麗な街なのですが、G20に向けて道路を整備し、工場の夏休みもずらして、G20対策をやっていたようです。
日本では、G7の方に目が行きがちですが、G20の構成国・地域は、多彩です。
- G7 :フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ
- G20 :G7に加え、EU、ロシア、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチン
ロシアは、G8から抜けましたが、G20には入っているのですね。
応募用紙に記載例で出ている、内閣太郎君は、10歳ですので、小学生でも応募OKのようです。
商業的な大人の世界に書き込まれないロゴ募集のようですので、素直な、良いロゴマークが出てくれば良いなと思います。