300万枚に
2018年11月3日の朝日新聞に、ゾゾタウンが、「ゾゾスーツ」(無料の自動採寸スーツ)の配布目標を、600万枚~1000万枚としていたものを、300万枚に縮小するという記事がありました。
- 2018年1月~2019年3月までに、600万枚~1000万枚の配布予定だった
- 300万枚に縮小(現在、113万枚配布)
- 今後は、これまでの採寸データを活用して、身長・体重・年代・性別の入力で、適切なサイズを提示するサービスに移行
- 「みんな体形が違うから測っていたのでは」といぶかる声
- 株価は低迷
- 1代目のゾゾスーツは、量産できずに頓挫
- 2代目のゾゾスーツでは、男性用のビジネススーツで、一部に縫製に不具合
という内容です。
コメント
今回のゾゾスーツもそうでしたが、ゴルフのスポンサー、女優との交際、宇宙旅行など、ゾゾタウンの社長の前澤社長は、何かと話題のつきない社長です。
話題の中では、経済ネタに近く、期待があったものだけに失望になりやすいところです。
1代目のゾゾスーツは未来感がありましたし、2代はスマホで画像を撮影という簡易な方法にはなったものの、事業としての納得感はありました。
これからは、身長・体重・年代・性別の入力で良いと言われても、手の長さや足の長さは人によって、だいぶ違うので、本当にビジネススーツができるの?と思ってしまいます。
決算発表の資料に、生産体制に問題があり、今後は、ZOZOスマートファクトリーをつくることを検討するとあります。
https://d31ex0fa3i203z.cloudfront.net/wp/ja/wp-content/uploads/2018/10/20181031_slide.pdf
さて、ZOZO(ゾゾ)という名称ですが、
まず、スタートトゥディという社名が、「株式会社ZOZO」となっています。
主たる事業が「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)です。
中古品事業でしょうか、「ZOZOUSED」という事業があります。
他に、「ZOZOCARD」があります。
採寸スーツの名称が、「ZOZOSUIT」(ゾゾスーツ)
プライベートブランド(デニム、Tシャツなど)のブランドは、「ZOZO」。
ファクトリーの名称が、「ZOZOファクトリー」とあります。
ZOZOをファミリーを示す接頭語として使用するのは、悪くないと思います。コーポレートブランドも、スタートトゥディよりは、ZOZOの方が良いと思います。
しかし、やはり、社名の「ZOZO」と、プライベートブランドの「ZOZO」の関係が分かりにくいように思います。
プライベートブランドが成功し事業の過半を超えるのであれば、違和感はなくなりますが、なかなか成功しないなら、プライベートブランドは、ZOZO●●にしておいた方が、良かったとなりそうです。