結局、4駅が変更
2019年1月26日の日経電子版で、京浜急行の4つの駅名が変わるという記事を見ました。www.nikkei.com
- 京浜急行電鉄は、4駅の駅名を2020年3月に変更
- 産業道路駅を「大師橋(だいしばし)駅」
- 花月園前駅を「花月総持寺(かげつそうじじ)駅」
- 仲木戸駅を「京急東神奈川駅」
- 新逗子駅を「逗子・葉山駅」に変更
- 創立120周年記念事業
- 2018年9月から沿線に住む小中学生を対象に46駅で新しい駅名を募集
- 一部の駅で、「副駅名標」を追加。大森海岸駅は「しながわ水族館」、追浜駅には「横須賀スタジアム」などの副駅名
コメント
JRの新駅の「高輪ゲートウェイ」が話題になっているのですが、京急では、ほぼすべての駅について、見直しをかけるという凄いプロジェクトをやっていたようです。
実施は、2020年3月なので、1年先ですが、駅名となると、世の中の地図や色々なものを切り替えないといけないので、ある程度、早めに発表することは、意味があるなと思いました。
10年近く、京急沿線に住んでいたので、京急には愛着があります。数秒で電車を連結したり、車両のカラーリングとか、電車の音とか、ブランディング面で見ても、非常に面白い電車(会社)です。
もともとの発端は、大師線の産業道路駅の名称変更があったようです。
それにとどまらず、創業120周年記念事業で、他社と相互乗り入れしている(品川、泉岳寺など)や、歴史的建造物ある(川崎大師、金沢文庫など)を除いた、全駅で、沿線に住む小中学生対象に、アンケートを実施し、駅名の候補を聞いたようです。
(わがまち駅名募集)
https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0490749_02.pdf
その間、高輪ゲートウェイの話があったり、全ての駅名を変更対象にしたことに批判もあったようですが、最終的に、1月25日に4つの駅名が変更すると発表されています。
2020年3月に4駅の駅名を変更します | 2018年度 | ニュースリリース | 企業情報 | 【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト
詳細は、出ていませんが、小中学生の「わがまち駅名募集」を参考に、総合的に判断したとあり、沿線地域の活性化を目的に、町名、地域シンボルおよび利便性等を総合的に判断したとあります。
確かに、この4つは、分かりやすいと思いますし、逗子・葉山など最高にブランド力がありそうです。駅舎に比べ、少し立派な名前過ぎるかもしれません。
仲木戸は、新幹線の新横浜に行くため、横浜線への乗り換えに使う駅ですが、京急東神奈川とした方が乗り換え駅であることが、分かりやすいと思います。
その他、京急のWebサイトにある、副駅名標もなかなか考えられていると思います。
みな、地域を代表するものです。
周年事業と、ブランディングは切っても切れない関係ですが、京急が駅名変更で成功したということは(ほぼ、成功といえるのではないでしょうか)、コーポレートブランドの名称やロゴ変更だけではなく、商品・サービスのブランド変更もありえるということを示しているように思います。
将来の若者、顧客参加、さすが京急です。広告代理店ではなく、自分たちで考えていると思いますが、どうでしょうか?