マスターカードの新戦略
マスターカードが、ロゴ変更に加えて、サウンドロゴを作成したようです。
2019年2月19日のAXIS Web Magazineに内容が詳しく掲載されています。
Mastercardがサウンドロゴを発表 オーディオアイデンティティの策定へ | Webマガジン「AXIS」|Web Magazine AXIS
マスターカードのニュースルームに元となる情報がありました。
https://newsroom.mastercard.com/press-releases/sound-on-mastercard-debuts-sonic-brand/
- マスターカードは、サウンドロゴを発表
- 覚えやすいメロディ。シンプルでシームレスな親しみ
- ロゴから、Mastercardの文字をなくしたことに続く、ブランド変革の一環
- グローバルブランドの発信力を維持しながら、ローカルな関連性ももたせた。ジャンルや文化を越えて個性的で記憶に残るメロディ
- さまざまな楽器やテンポを使うことで、ユニークなスタイルでメロディを発信
- オーディオアイデンティティは、ブランドと顧客結び付ける
- ボイスショッピングが広がり、ショッピングを容易にするツールにもなる
- 楽譜、サウンドロゴ、着信音、保留音や店頭での決済時のサウンドまで、さまざまな運用
音は、↓のYouTubeで聞くことができます。
コメント
マスターカードのロゴ変更ですが、2016年から変更したのは、2つの円のグラフィックデザインの変更であり、2019年から、Mastercardの文字を落とすということをはじめて、そして、今回のサウンドロゴになったようです。
Mastercard Evolves Its Brand Mark by Dropping its Name
下記の記事は、修正が必要です。
さて、サウンドロゴというと、音の商標ですが、日本でも商標登録出来るようになったとして、HISAMITSUなどが話題になっていますが、ほとんどは、CMの最後のシングルなどです。
しかし、このマスターカードのものは、ネットショッピングでの活用を考えているようですので、少し違います。
様々な楽器を使ったりして変化させても、同一性を失わないというのは、なかなか、大変ではないかと思います。
単なる広告上の使用ではなく、商品販売・サービス提供を、顧客はこのサウンドロゴで真贋判定するのですから、色んなバージョンを出して良いのか?という気もします。
この辺り、まだ広告宣伝から抜け出せていない感じです。
大きな流れとしては、ナイキのスウッシュなど、文字商標の時代から、図形商標にシフトしているように思います。スタバのロゴもそうです。
次は、Siriやアレクサなど、ビジュアル中心の時代から、音を活用する時代にシフトしているのかもしれません。
個人の声で、個人の識別が出来る時代になれば、虹彩認識や指紋認証や顔認証よりも便利なことがあるのではないかと思いました。