花王が13年連続で受賞
花王が、米国のシンクタンクEthisphere Instituteが、2019年2月26日に発表した「World’s Most Ethical Companies」(世界で最も倫理的な企業)に選ばれたという、花王のリリースを読みました。13年連続ということです。
花王 | 花王、13年連続で「World’s Most Ethical Companies」 (世界で最も倫理的な企業)に選定
リリースによると、この賞は、2007年からスタートしており、13年連続で選定している日本企業は花王のみということです。
同賞は、透明性、誠実性、倫理、コンプライアンスに関する優れた成果を挙げる企業を表彰する賞ということであり、
- 企業倫理と法令遵守に関する取り組み
- 企業市民としての責任ある活動
- 倫理的企業風土
- コーポレートガバナンス
- リーダーシップ・イノベーション・社会からの評価
の5項目について、評価するようです。
リリースには、花王の創業者の「正道を歩む」という言葉を引き、法と倫理に則って行動し、誠実健全な事業活動を行なうことが企業行動の原点であることや、企業行動規範「花王 ビジネス コンダクト ガイドライン」などの活動を紹介しています。
コメント
こんな賞もあるのかと、はじめて知りました。シンクタンクのサイトで、受賞した128社を見ることができます。
Ethisphere® Institute | Good. Smart. Business. Profit.®
2007年からの一覧が見れるようになっています。アメリカの企業がほとんどで、欧州が一部、アジア企業が少しという構成です。今年のリストには、花王の他、キヤノンやソニーもありました。
(ただし、キヤノンはアメリカの会社とあります。おそらく申請をしたのが、アメリカ法人なのだと思います。ここは少し?です。)
日本では、当初は、イオンも選ばれていたようですが、最近は、花王、リコー、資生堂が常連だったようです。
審査を受けるには、3,000ドル(33万円)の参加料が必要であり、英語のアンケートにも答える必要があります。
小さな会社でも、倫理的な会社は沢山あると思ったのですが、表彰される企業の規模は、250Mドル(約275億円)の事業収入があることが多いとあります。
どちらにせよ、花王は審査料を払い、面倒なアンケートにも回答し続けていることになります。
担当者を張り付ける必要もありますし、担当者の代替わりもあります。
相当、このWorld’s Most Ethical Companiesにほれ込んでいないと続けられません。
申請・アンケートは、面倒する必要ですが、受賞できる日本企業は、沢山あると思います。
花王がほれ込んで、続けているということは、案外良い取り組みなのではないかと思います。
少なくとも、この対応を続けることで、社内のレベルをグローバル標準に保ち続けることが出来ます。
なお、受賞企業一覧は、ブランドロゴで表示されているのですが、知らない企業も多いのですが、色んなロゴがあるなという感じです。一覧はこちら↓
Honorees 2019 – Ethisphere® Institute | Good. Smart. Business. Profit.®