スッキリした感じに
2019年3月18日に、Rinnaiのブランドロゴの書体が変更になるというニュースリリースが出ています。
https://www.rinnai.co.jp/releases/2019/0318/images/releases20190318.pdf
内容は、
- 2020年に創業100周年
- グローバルブランドとしての価値向上をめざし、リンナイ(Rinnai)ロゴを一新
- 同時に、リンナイブランドの世界観を表現する基本デザイン要素(ビジュアルアイデンティティ)を刷新
- 2019年4月1日から、新しいロゴマーク、VIシステムへとリニューアル
- 新しいリンナイロゴは、しっかりとした骨格の現代的なゴシック体のフォント
- 伸びやかで親しみやすく人間的な雰囲気
- Healthierな生活を創造していくリンナイブランドを表現
- 商品は、キッチン商品、給湯・空調機器など
- グローバル市場で「熱と暮らし」「健康と暮らし」をキーワード
- 世界各国の生活文化・気候条件・エネルギー事情に合った最適なソリューションを提供し、現地社会の暮らしに貢献する
というようなものです。
<現在のロゴ>
<新ロゴ>
コメント
リリースにもありますが、全体的に、現代的になっています。文字の線が細くなっている訳ではないのですが、セリフのない書体になっています。ここが一番の差です。
二つのロゴを並べると、色も違うことが良く分かります。
リンナイというと、ガスコンロというイメージがありますが、Webサイトを見ていると、確かにガスを使うものがほとんどですが、キッチン、バスルーム、給湯器、ストーブなど、商品も多岐にわたります。
以前のロゴは、ガスコンロの「火(炎)」には合っていると思いますが、現在の商品は、外から「火」が見えない商品も多くなっており、それに応じて、ロゴも現代的にする必要があったのだと思います。
ただ、現在のロゴを承継しているとこともあります。「R」の右下に帯びている線や、「i」の棒線の上の「●」です。
これは、以前の「Rinnai」ロゴのイメージを上手に承継していると思います。
まだ、Webサイトも古いままなので、4月1日以降になってみないとどんなVIシステムを採用したのか分かりませんが、数か月後にもう一度見るようにしてみたいと思います。
こちらの会社も100周年のようです。日本の企業は、100周年とか、110周年とかいう会社が多いなと思います。
周年行事に、ブランドロゴを変更し、VIシステムを変更するのは、絶好のタイミングです。裏返せば、周年行事でもないと、ブランドロゴの変更やVIシステムの変更は、やるチャンスがなかなか無いということでもあります。
ブランドロゴを変更した場合、通常はグルーバルに、商標出願を出し直します。やはり使用しているブランドロゴで権利を持っておきたいためです。
このタイミングに、商標の指定商品・役務のアップデートも可能になりますので、広報宣伝部門のみならず、商標部門にとっても、ロゴ変更は商標管理を現代化する絶好のチャンスです。