シム・ウンギョンの日本語力が凄い
川崎の109シネマズで、「新聞記者」を見ました。東京新聞の望月衣塑子記者の「新聞記者」(角川新書刊)の映画化されたものです。
Yahoo!映画ランキングで、収入興行9位に入っているので、ヒット作といえます。内容が政権批判になっているので、TVは紹介しないと云われているのですが、その中では相当頑張っているのではないと思います。
朝日新聞の2019年7月4日も、「新聞記者」の映画の紹介をしています。日本では、政治映画が低調なのに比べ、アメリカの「バイス」など、政治を扱った映画にも一定の人気があるようです。
松坂桃李が演じる内閣情報調査室の杉原が、反政府的な人物のスキャンダルづくりをしています。その杉原が慕う先輩が、大学の新設問題にからみ自殺します。
これに対して、東都新聞の新聞記者の吉岡(シム・ウンギョン)が、大学の新設に関する取材を進めます。
杉原と吉岡が、交差し、スクープが出るのですが、内閣情報調査室の多田が、非常に悪役として登場し、政府を守ろうとします。
最後に、交差点のシーンがあり、交差点の雑踏で聞こえないのですが、杉原が何か言っているのですが、分かりません。映画を見た人は、それぞれに想像することになります。
さて、新聞記者の吉岡ですが、彼女がこの映画の主役です。まず、シム・ウンギョンの演技が凄いのですが、それと同様に、彼女の語学力には驚きました。
Wikipediaによると、経歴は、韓国生まれで、アメリカ留学もしているとあります。
映画では、父は米国在住の日本人ジャーナリストで、母は韓国人という設定です。
外国人記者との英会話のシーンがあるのですが、非常に流暢でした。日本語もちょっと癖があると言えばありますが、帰国子女と思えば、問題ありません。
日本で暮らしていたわけでもないのに、日本の新聞記者の役をしているのは、凄いなと思いました。
韓国語、英語、日本語ができる、Polyglotですね。
これからの時代、ますます、国際的俳優が必要になり、俳優は、語学ができて当たり前という時代が来ているだろうなと思いました。
気になったは、Wikipediaに東京新聞の望月記者の所属が、中日新聞になっている点なのですが、何かのミスでしょうか?
Wikipediaは正確なときと、そうでもないときがありますね。