Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

読んでみました

 

サバイバル英文法

図書館に本を返却にいったとき、英語学習のコーナーにも立ち寄ることにしています。地元の図書館は、大きな図書館ではないので、沢山の本があるわけではないのですが、それでも時々発見があります。

関正生先生の「サバイバル英文法」という本があったので、借りて読んでみました。 

サバイバル英文法 「読み解く力」を呼び覚ます (NHK出版新書)

サバイバル英文法 「読み解く力」を呼び覚ます (NHK出版新書)

 

 

私が読んだのは、サブタイトルに「『読み解く力』を呼び覚ます」とあります。しかし、最近の新しいkindleの版のサブタイトルは、「最短で読める!21のルール」とか、「『話せるアタマ』を最速でつくる」とかありますので、少し、内容がアップデートされているかもしれません。

 

教科書的な文法の説明ではなく、その奥にある英語ネイティブの考え方を説明していて、参考になりました。

聞いたことがあるかなという話や、自己流でなんとなくそうかなと思っていたことが、プロがそうだと言ってくれたり、そこはこう考えるのだと書かれていると、大変助かります。

 

個人的に、面白いと思ったポイントだけですが、

  1. 英語の「a」は、「an」が先にあって、子音の前で「a」に変化したもの。その「an」は「one」から来たもの。one→an→aとなった(※別の本で読んだことがあるのですが、忘れていました)
  2. 動詞の文型が重要なのは、文型で意味が違ってくるため。第1文型のSVは、「いる(ある)」「動く」の意味。動詞が分からなくても、文意は取れる。
  3. 第2文型のSVCは、「イコール」。文意はとれる。
  4. 第3文型のSVOは、動詞の単語力次第
  5. 重要なのは、第4文型のSVOOは、「与える」という意味。よって、get(得る)が第4文型では反対の「与える」の意味になる。My father got me a digitail camera.
  6. 第5文型のSVOCは、「SによってOがCする」と訳す
  7. suggest」型の動詞(suggest, propose, recommend, advocate, insist, request, require, demand, order, command, urge, decide, determine)が出てきたときは、続くthat 節は、動詞の原形で、時制の一致の影響を受けない。イギリス英語は、shouldの省略と考え、アメリカ英語は命令形と考える(※うろ覚えですが、この話、高校の英語のGrammarの授業で聞いたことがあるような気がします。)
  8. 助動詞のshallとwillの違いは、shallには神の意思のニュアンス
  9. supriseなどの感動動詞は、「~させる」の意味。気持ちを表す英語の動詞に「~させる」が多く、「~する」が少ないのは、感情を操っているのは神様という発想(amuse, interest, exite, thrill, please, satisfy, relieve, relax, move, touch, impress, strike, attract, fascinate,enchant, charm, suprise, amaze, astonish, bore, tire, exhaust, embarrass, confuse, depress, disappoint, discourage, disgust)
  10. 「no」は、「not」と違って強い否定

 以上は、各章のまとめのようなものです。

この本は、何度も読んだ方が良いなと思いましたので、購入しました。