今年は「climate strike(気候ストライキ)」
2019年11月8日の日経(夕刊)で、英国のハーパー・コリンズの英英辞典「コリンズ」編集部が、今年の流行語大賞に「気候スト」を選んだという記事がありました。
流行語大賞に「気候スト」 英辞書、使用頻度100倍に :日本経済新聞
- 「気候スト」は地球温暖化対策を訴える抗議デモ
- グレタ・トゥンベリさんが世界的うねりを引き起こした
- 使用頻度が100倍に
- 「気候ストライキ」は「気候変動対策を求めるため、学校や仕事を休む抗議行動の一種」と定義
とあります。
2019年11月11日のフォーブス・ジャパンによると、
- climate strikeという単語が最初にコリンズ英語辞典に登場したのは2015年
- 昨年は「single-use(シングルユース)」(プラスチックなどの使い捨てを意味)
- 環境問題の意識の高まり
- 過去は、フェイクニュース(2017年)
- ブレグジット(2016年)
他の今年の単語の候補としては、
などとあります。
コメント
グレタ・トゥンベリさんは、国連の演説で非常に有名になったので、この結果は良く分かるなと思います。
世界では、気候ストが多発しているようですが、日本の学校で気候ストをやっている話題は聞かないように思います。
海や大気で世界はつながっているので、日本は環境問題とは関係ないとはならないのに、これはどういうことだろうかと思います。
日本は環境技術の先進国であり、目に見えての環境悪化がないし、1970年代の公害や光化学スモッグのようなものもなくなっているので、環境が改善されているように感じるためでしょうか。
しかし、日本もPM2.5 などで見ると、世界の中間程度の悪さという記事を見たことがあるので、必ずしも環境が良くありません。
街中で、グレーや黒いマスクをしている人が増えています。
個人レベルで出来ることは、マスク程度であり、皆自衛はしているけれども、改善すべき方向性が明確に共有されていないということなんでしょうか。
ストローなどの脱プラスチックなどの問題では、政府も企業も動いていますが、一番重要なエネルギー問題については、原発の問題があり方向性が出せないということなのかもしれません。
コリンズのサイトのURLは以下です。
デザインが英国風です。
https://www.collinsdictionary.com/woty