ケロッグとシスコーン
2019年のM₋1グランプリのチャンピョンに、お笑いコンビのミルク・ボーイが優勝しました。ネタは「コーンフレーク」です。
これに関して、日本ケロッグがコーンフレーク1年分を贈呈すると発表があり、日清シスコも追随するかどうかという話題についてのJCASTトレンドの記事を見ました。
「コーンフレーク」でM-1優勝ミルクボーイに「シスコーンを」 メーカーどう対応 : J-CASTトレンド
- 日清食品はミルクボーイの優勝セレモニー中の副賞発表時に「考え中」とその詳細を明かしていなかった
- ツイッター上では、シスコーンをミルクボーイに送ってほしいという声が相次いでいる
- シスコーン担当者は、優勝後は「通常よりも多くの注文」と発言
- 世間でコーンフレークへの注目が集まっていることについては、「コーンフレーク、及びシリアルへの注目が増し、市場が活性化されることは「総合シリアルメーカー」にとって、大変喜ばしいこと
コメント
コーンフレークについて、ブログで記事にしたことがあり、ブランドの検索機能で検索して、読み返してみると、日本ケロッグと味の素の資本関係が切れたという記事がありました。
このブログは、今年の9月11日の記事です。
1990年代までは、コーンフレークと呼ばれていたが、現在はシリアルというとあります。2010年代にカルビーのグラノーラがヒット。カルビーのシェアが4割。日本ケロッグは3位(ということは、日清シスコが2位)とあります。
今年のM₋1グランプリのネタである、「コーンフレーク」という言葉は、あまり使われなくなってきている言葉なのでしょうか?
困ったときのWikipedia頼みということで、「コーンフレーク」を検索すると、コーンフレークは、水で練ったコーンミールを加熱してから圧搾したシリアル食品で、1894年にアメリカのジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士によって発明された健康食品であり、代表的なシリアル食品のひとつであるとあります。
日本ケロッグが、「コーンフレーク」1年分を贈呈する正当性の根拠が出てきました。
では、「シリアル」はどうかというと、色々背景があるようです。
- シリアル食品は、トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を、フレーク状にするなど、加熱調理で食べやすく加工し、長期保存に適した形状にした簡便食
- シリアル食品の起源ともいわれるのはグラノーラ
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1898年には「コーンフレーク」を作り出した
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弟のウィリアムは無味乾燥だった「コーンフレーク」を美味しくするために砂糖を加え、大々的な宣伝を行い爆発的な成功を収めた
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ウィリアム・ケロッグは「そのまま食べられるシリアルの父」と呼ばれている
コーンフレークとシリアルでは、シリアルが上位概念。シリアルの起源は、グラノーラ。コーンフレークは、特に、コーンミールからなるもの。
「グラニューラの」商標権から逃れるために、「グラノーラ」としたとありますが、すでにグラノーラは普通名称なのでしょうか。ちなみに、カルビーは「フルグラ」が商標のようですし、各社との「グラノーラ」という言葉を使っています。