1年間、何があったか
年末なので、今年一年、何をやったかにいて思い出してみました。
仕事は、2018年末から事務所の外国商標部長という肩書をいただき、3倍ぐらい忙しくなりました。
それまで2年間は勉強させていただいたのですが、今年1年は大量の実務との格闘になりました。
<委員会活動>
昨年と変わらず、弁理士会の商標委員会と日本商標協会の外国商標制度部会には入っています。
弁理士会の商標委員会では、大先生お二人のおられる小委員会に所属し、外国の商標法を見ている立場からコメントさせていただいています。ほとんど使用主義的立場なのだと思いますが、外国を中心になっている弁理士としては標準的な意見ではないかと思います。
日本商標協会の外国商標制度部会では、外国判例の発表など非常にレベルの高いものと、外国の法改正情報などを聞かせていただき実務の参考になりました。
<ブランドマネジメント>
ある会社で、2018年の12月~2019年3月ぐらいにかけて、ブランドマネジメント概論のようなものをさせていただくチャンスがありました。
パナソニックで2005年~2017年まで12年程度、ブランドマネジメントをやっていたので、私個人としては、商標と並ぶもう一つの専門領域なのですが、特許事務所の通常の仕事とは、少し離れているので、このタイプの仕事がくると、少しうれしい気がします。
また、別の会社から、2018年末から現在まで、ブランドマネジメントのご相談に載ったりさせていただいています。
<商標管理>
このブログを見ているということで、事務所の方にメールをいただき、企業の商標管理を教えて欲しいというご依頼を受け、何回か話しをして、何回か報告書をまとめました。この会社とは、その後も商標関係のお仕事をいただいています。
ブランドマネジメントや商標管理は、私の売りなので、今後とも大切にしたいと思います。
クライアント企業の方が悩んでいることは、過去、私が悩んでいたことが多く、依頼人の考えていることが、手に取るように分かるのが、企業勤務の長い弁理士の良いところだろうと思います。
<講演会>
2018年の11月に日本知的財産協会の商標委員会の勉強会で「商標管理(Trademark Management)の復活」という話をさせていただいたのですが、それを少し改良して、2019年の1月に日本商標協会の実務検討部会で「企業の商標管理/ブランドマネジメント、特許事務所の商標業務を経験して~その違いと留意点~」という話をしました。
2019年は、講演会はあと一つあり、ある会社で、11月にネーミングの話をさせていただきました。
商標管理やブランドマネジメントに関係する話なら、話のネタのストックも出来てきました。
もちろん、カスタマイズしますので、ご相談があれば、どうぞお気軽に。
(明日に続く)