「20世紀スタジオ」に
2020年1月18日の朝日新聞夕刊に、映画スタジオの「20世紀FOX」が「FOX」の名称を外して、「20世紀スタジオ」になるという話が出ていました。
- 「FOX」の名称は、保守色が強い「FOXニュース」を連想させる
- そのイメージを打ち消す狙い
- 現「20世紀FOX」は、マードック氏率いる「21世紀FOX」から映画とテレビ番組制作事業をディズニーが引き継いだもの
- 「21世紀FOX」は、現在は「FOX」となっている
- ロゴから「FOX」は消える
- ファンファーレは残す
コメント
映画のオープニングで、20世紀FOXのロゴやサーチライト、ファンファーレは良く見ていました。
20世紀から21世紀になるときに、ブランドをどうするのかと思いました。21世紀になっても20世紀FOXのままなのか、あるいは、21世紀FOXに改名するのかと、思ったものです。
上の記事に、「21世紀FOX」という名称もあり、ちょっと理解がこんがらがったので、Wikipediaで調べてみました。
もともと、20世紀FOXは、「FOX FILMS」と「20世紀映画(20世紀ピクチャーズ)」が合併したものとあります。
「サウンド・オブ・ミュージック」や「スター・ウォーズ」シリーズが代表作のようです。
その後、マードック氏率いるニューズ・コーポレーションの傘下に入り、2013年にニューズからエンターテインメント部門が独立して、「21世紀FOX」になったとあります。(このとき、「21世紀」になったようです。変更するタイミングが十数年遅れています。)
そして、2017年12月~2019年3月にかけて、ディズニーに20世紀FOXやテレビ制作部門が売却されたとあります。
最終的には、冒頭にあるように、「20世紀FOX」が、「20世紀スタジオ」になったということのようです。
ニューズからエンターテインメント部門が分離された「21世紀FOX」ですが、現在は「21世紀」を消して、「FOXコーポレーション」となって、FOX放送、FOXニュース、FOXスポーツなどをしているとあります。
確かに、ディズニー系の会社と、ニューズ系の会社では、違いますので、20世紀FOXの名称から、FOXを外す必要があったのだろうと思います。
ただ、日本人や全世界の人からすると、FOXニュースはあまり見ないと思いますので、一番有名なのは映画の「20世紀FOX」です。
それが変わるのは、違和感が残る話ではあります。
映画などは、過去の映像資産がそのまま残ります。オープニングの20世紀FOX+サーチライト+ファンファーレを、これからも目にします。
2月から出てくる新しい映画は、「20世紀スタジオ」ブランドになるそうです。
映画よりも、ブランドが見てみたいなと思いました。