全米で1500万人、死者8200人以上
2020年1月31日のCNNの記事で、アメリカでインフルエンザが猛威を振るっており、感染者数が1500万人で死者が8200人という記事を読みました。
CNN.co.jp : 全米で1500万人が感染、死者8千人超 過小評価されがちなインフルエンザの脅威
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米国でも、新型コロナウイルスでは、マスクが品切れになるなど騒ぎに
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しかし、インフルエンザに、全米で1500万人が感染。8200人以上の死者。今後も増える
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2019-20年は、過去10年で最悪の予測
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インフルエンザによる米国内の死者は、年間少なくとも1万2000人
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2017~18年のシーズンには6万1000人が死亡、患者は4500万人
コメント
アメリカの人口は、2億5000万人程度だと思いますが、2017年~18年のシーズンには、4500万人がかかったとありますので5人に1人です。6万1000人の死亡者数も相当な数です。計算すると死亡率は、0.13%です。
週末にテレビを見ていると、インフルエンザの死亡率は、0.1%と言っていましたが、そのあたりの数字です。
新型コロナウィルスの死亡率は現在は2%程度と言っていましたが、死亡者数に比べて、感染者数の統計が完全にとれていないことに原因があるようですので、実際は7倍や10倍程度の感染者がいるとすると、死亡率は0.3~0.2%になり、インフルエンザよりは高いですが、驚くほどの死亡率ではなくなります。
新型コロナウィルスは、有効な薬やワクチンがないので、現時点は対処しようがないので、手洗いやマスクのような防止策しかありませんが、テレビでもあまり心配しすぎないように言っていました。
先日、書類を北京に送ったのですが、北京に届きはしたのですが、どうも依頼している運送会社の業務がストップしてしまっているようで、相手方まで届きません。
今年の春節のシーズンは、1月24日~1月30日で、新型コロナウィルス対策で延長があり、2月3日から業務開始と言っていましたが、完全にスタートとはなっていないようです。
上海や広州は、更に、2月9日まで休みと言いますので、相当な影響が出ているだろうなと思います。
話はアメリカのインフルエンザ数に戻ります。中国の新型コロナウィルスの感染者数や死亡者数がどう増えるのかは分かりませんが、アメリカの数も相当です。
では、日本のインフルエンザ数というと、
例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。
国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。
また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。
新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ〜比べて良いのか(榎木英介) - 個人 - Yahoo!ニュース
日本の年間1000万人は、人口はアメリカの半分ですので、アメリカよりも相当多いようです。日本人は、直ぐに病院に行く人が多いため、統計が取りやすいのでしょうか?
それにしては、死亡者数が214人~1818人という数字で少ないなという感じです。CNNにあった、アメリカの死亡者数が年間1万2000人という数字は、超過死亡者数でみているのでしょうか。
う~ん、良く分からないですね。超過死亡概念で比較すべきなんでしょうか?