横浜が3年連続1位で、武蔵小杉が20位に後退
2020年3月4日の日経に「住みたい街ランキング」が掲載されていました。
住みたい街、横浜が首位 武蔵小杉は9位から20位に :日本経済新聞
ランキングは、
- 横浜(1)
- 恵比寿(2)
- 吉祥寺(3)
- 大宮(4)
- 目黒(7)
- 品川(6)
- 新宿(5)
- 池袋(11)
- 中目黒(12)
- 浦和(8)
とりあります。カッコの中は昨年の順位です。特徴は武蔵小杉が昨年9位から20位に後退した点で、台風の浸水被害の影響とあります。
リクルートは、同時に「住民に愛されている街ランキング」も実施しており、こちらは、
という順位です。
コメント
検索エンジンで「住みたい街ランキング」と入れるとSUUMOのページがトップに表示されます。リクルートのSUUMOの事業体が実施しているランキングのようです。
一般人対象のイメージ調査です。昨年と今年を比較して、トップ10については、大きな変化はないようですので、安定した調査ということができそうです。
武蔵小杉も理由が明確なので理解できます。
朝日新聞の同日の記事に、武蔵小杉の急落についての、川崎市の市長のコメントがありました。
深刻に受け止めている。安全対策をしっかりやって、魅力の発信に努めたい。
リクルートの分析では、本当は一部だった浸水被害が、地域全体で起きたと誤解されたのではないかとしています。
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/upload/854fcc6878dbb67d3a1d5ef43feea8d5.pdf
スクリーニング対象は約28万人で、そこから約4万人にスクリーニング調査をして、本調査は7000人が有効回答者数とあります。相当大規模な調査です。
上述の2つのランキング以外にも、
- 居住都県別・住みたい街(駅)ランキング)
- 穴場だと思う街(駅)ランキング
- 住みたい沿線ランキング
- 住みたい自治体ランキング
- 都県別・住民に愛されている街(駅)ランキング
にまとめられています。
自分の利用している最寄り駅がどのぐらいにランキングされているか調べてみると面白いかなと思いました。
ただ、街に人気ランキングをつけることは、リクルートSUMMOにとって、あるいは一般人にとって、何の意味があるのかなという感じはします。
さて、良く似たランキングとしては次のものがありました。
ホームズの「住みたい街ランキング」
【ホームズ】〈首都圏版/関東〉2020年LIFULL HOME’S住みたい街ランキング | 住まいのお役立ち情報
- 買って住みたい
- 借りて住みたい
- 池袋
- 葛西
- 川崎
- 本厚木
- 大宮
リクルートとはだいぶ違う結果です。理由は選定方法にあるようです。
LIFULL HOME'Sに2019年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した "実際に探されている街・駅"のランキング結果です。
買って住みたい街は購⼊物件の順位、借りて住みたい街は賃貸物件の順位です。
リクルートはイメージ調査、こちらは検索や問い合わせの上位ということです。リクルートに比べると選定結果がリアルな感じがします。
もう一つランキングがありました。
住宅ローンのARUHIの「本当に住みやすい街大賞」です。
- 川口
- 赤羽
- たまプラーザ
- 柏の葉キャンパス
- 入谷
となっています。
住環境・交通利便・教育環境・コストパフォーマンス・発展性の5つの基準を設定し アルヒの膨大なデータをもとに住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による 公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定してまいります。
とあります。
個人的には、このアルヒの選定した街が面白いかなと思いました。知らない地名も多いのですが、住みやすそうな街、穴場の街が紹介されていて良いなと思いました。