食品寄付とマスク生産
2020年3月19日の日経でアサヒグループホールディングスが、1.5億円分の食品を寄付したという小さな記事がありました。
また、2020年3月24日の日経電子版に、シャープがマスクを生産開始したという記事がありました。
シャープ、マスク生産開始 当初は1日15万枚 :日本経済新聞
-
液晶パネル工場でマスク生産を開始
-
当初は1日15万枚。1日50万枚まで引き上げ
-
鴻海精密工業の技術協力
-
必要度の高いところに納入。シャープの電子商取引サイトでの販売も計画
-
政府の緊急要請に応じて参入を決定
-
既存のマスクメーカーも政府の補助などを受けて増産
コメント
両方とも短い記事です。
シャープの記事はYahoo!Japanのニュースにもなっていたのでメジャーなニュースだと思いますが、アサヒグループHDの記事は見落としてしまいそうな記事です。
アサヒグループホールディングスは、本業の飲食料品の製造販売を継続するという本業を通じた社会への貢献ができますし、それに加えて子供食堂への寄付をしており、立派な企業だなと思いました。
シャープは、技術力や生産能力のある会社ですが、そんな会社が作ったマスクなら、性能も間違いなさそうで安心ですし、この時期に社会課題の解決に大手電気メーカーのシャープが乗り出してくれるという意味で、社会へのインパクトがあります。
双方とも、CSRとしても、リスクマネジメントとしても、ブランドマネジメントとしても非常に参考になる例だと思いました。
海外のラグジュアリーブランドが、消毒液を生産するということがニュースになっていました。
日本でもこれに近いことが始まっているようです。
このアサヒグループホールディングスや、シャープの活動は、人々の記憶に残るのではないかと思います。
中国が先行して新型コロナウイルスの感染症で大変なことになっているときは対岸の火事てみあり、中国の代理人の先生に何もしていませんでした。
しかし、先週、今週と中国から事務所にマスクが送られてきて、赤面しています。
中国の先生からのメッセージに次の文書がありました。
「投我以桃、報之以李」
読み方は、「我に投ずるに桃を以ってすれば、これに報ゆるに李(すもも)を以ってす」となりです。
意味は、桃をもらったら李をもってお返しをするということで、受けた恩義には必ずお返しをするという意味だそうです。
テレワークをすると、ルーチンだけが業務になり、食堂で別の部署の担当者同士が偶然会って、アイディアが生まれるというようなことが少ないのではないかと思います。
ネットでも同じような相談は可能なはずですので、テレワークをしている方は、普段よりもアンテナを広げてみてはどうかと思います。