詰めすぎな感じ
2020年4月29日のユニクロの新聞一面広告(朝日新聞)を見ています。
同じものが、ユニクロのWebサイトにありました。
ユニクロ|今日も変わらず、必要な服をお届けできるように。|公式オンラインストア(通販サイト)
内容的には、
- 死亡者へのお悔み、罹患者へのお見舞い
- 店舗の営業状況(だいたい3分1ずつ、休業、時間短縮、通常影響)とオンラインストア
- スタッフの感染予防策と来店時の感染予防策
- 店舗の営業については多くの意見あり。政府・自治体の指示に従う
- マスク1000万枚の寄贈、エアリズムや防護服の寄贈
- 必要な服の供給という本業を通じた社会貢献
そして、最後にLife Wareというスローガンで締めています。
コメント
まったく、広告としては良く出来ているのですが、ちょっと詰め込み過ぎかなという感じがしました。
オンラインストアの話で一つ、営業中の店舗の利用方法についての話で一つ、マスクやエアリズムや防護服の寄贈で一つと、三つぐらいの広告に分けてすることが可能な感じです。
分ける方が何を言いたいのかストレートに伝わりますし、文章ばかりで長い広告は読んでもらえないという恐れがあるので、予算はかかりますが、3つに割った方がよかったんしゃないかと思います。
通常は、企業広告として、CSR活動、すなわち、マスクや衣類の寄贈が、この広告のメインで言いたいところだろうと思います。
また、オンラインストアの話は、テレビCMでも見ますので、検索連動広告などのWeb広告が良いのかもしれないので、特になくても成立しそうです。
さらに、営業中の店舗の利用方法についての広告は、スーパーのようにチラシでするのが、一番良いように思います。
マスクの「枚数」や、「防護服」という言葉に反応したのですが、そもそも、マスクも防護服も調達品のようでので、本業とはいえません。
ポイントはエアリズムだと思います。医療現場で防護服を着ると蒸れるので、通気性のよいエアリズムは助かるようです。そのため、エアリズムを提供には大きな意味があるようです。
色々考えると、この広告で一番言いたいことは、店舗を営業していることについて、お客様からたくさんのご意見(≒苦情)が来ており、それに対して、いつでも政府・自治体の命令があれば従うし、
また、ユニクロは、エアリズムや防護服という衣服の提供という社会に不可欠な行動をしており、できる範囲で店舗営業を継続することは、社会として必要な意味のあることであるという企業の主張であるように思いました。
世間に対して、どうどうと意見を言えるユニクロは、やっぱり力がある会社だなというのが感想ですし、エアリズムという武器を持っていることを上手く使っているなと思います。
このようなことを説明するために、営業店舗数や、店舗の利用方法を含めて、色々と説明しているんだろうと思いました。