死亡例まで
2020年5月4日の日経の「データの世紀」にコロナデマが世界に拡散しているという記事がありました。
(データの世紀)「コロナデマ」世界に拡散 偽治療法で死亡例も :日本経済新聞
- 真偽不明のネット情報が観測。SNSが発信源。専門機関が検証
- イランで「産業用アルコーを飲めば、コロナ予防に効く」という投稿が拡散。アルコール中毒死が続出
- トランプ大統領の「消毒液を注射できないか」の被害報告
- フェイスブックやツイッターでは有害コンテンツの削除
- しかし、世界人口の過半がネットユーザーでありす、デマ撲滅は容易でない
- その他、フェイクニュースの例としては、ドイツの「頻繁な手洗いでは感染を防げない」。欧州の「5G電波がウイルスを拡散」。日本の「ウイルスの分解に花こう岩が即効性あり」など
コメント
新型コロナウイルスに関しては、フェイクニュースが特に多いようです。
5Gで新型コロナウイルスが拡散というのは、タイミングが同じだったように思いますが、普通に考えてありえないですので、なぜこれが拡散するかのかと思っていました。
また、イランの工業用アルコールの件も、子供の頃に教えられたように思います。
日経が記事の参考にしたものにファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)があり、コメントをもらっているのがインファクトの編集長とあります。
各々のサイトを見てみました。
まずは、ファクトチェック・イニシアティブから、
FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ | 誤情報に惑わされない社会へ
ネットニュースで見たような記事が、沢山あります。
これもデマだったのか?という感じです。
文章でまとめてあるので、少し、読みにくいでしょうか。
インファクトです。
FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ | 誤情報に惑わされない社会へ
こちらは画像を張り付けてあるので、良く分かります。
PCR検査が土日に少ないことについての玉川氏発言関係の記事などもあります。これは、話題になっていたのではないかと思いますが、その後どうなったのか、知りませんでした。
あまり罪がなく、ユニークだなと思ったのは、中東のアルジャジーラの報道で、新型コロナウイルスのために都市封鎖になった東京を鹿が出没という記事です。
https://infact.press/2020/04/post-5768/
映像から奈良であることが説明され、元の映像の出元まで突き止めています。
また、奈良では日常的に鹿が街に出没しているという説明があり、フェイクと特定しています。
東京を鹿が出没しているという絵は、東京と奈良のことを知っている人にとっては、フェイクであることが直ぐに分かりますが、中東の人には分からないかもしれません。
元ネタは同じですが、切り口や説明を変えたりすると全く違うものになりますし、見出しを変えるだけでも間違った受け止められ方をするようです。
ネットニュースを見るよりも、少し遅れてファクトチェックの記事を見た方が、実際のことが分かるような感じです。