春日大社展
本日、上野の東京国立博物館で開催していた「春日大社 千年の至宝展」に行ってきました。私の実家が奈良の春日大社の社家町の高畑町にあり、初詣は奈良の春日大社に行きます。その春日大社には国宝殿というものがあるのですが、奈良には興福寺・東大寺・新薬師寺・国立博物館に有名な仏像が沢山あり、それに比べたら大したことはないと思って行ったことがありませんでした。
よくみる鹿島立神影図のほか、江戸時代の春日権現絵巻、春日宮曼荼羅、奉納された武具(刀や鎧)、伎楽面や装束、神仏混淆時代の春日神の仏像などが、多数展示されていました。今まで何度がみた平成館の特別展に比べて入場者の年齢層が高いのも今回の特徴でした。
個人的に面白かったのは、藤原道長の自筆日記で息子の頼通が春日詣でするときの有名な歌が書かれているものや、春日大社に行きたいがなかなかいけないのでその替わりに描かれた春日宮曼荼羅(厨子のタイプもありました)などです。
売店には、今回の展示会用と説明がありましたが、「シカスガ」など3つのゆるキャラグッズが準備されていました。
・館内で写真がとれた灯籠コーナー(春日大社は年2回の節分万灯籠・中元万灯籠が有名です)
・上野公園のソメイヨシノはまだでしたが、公園の一角に寒緋桜(カンヒザクラ)が咲いていました。
・トリビアですが、今、私が住んでいる横浜市の戸塚には奈良の春日大社の分社の相州春日神社があり。今は無くなってしまった横浜ドリームランドが関係しています。開発会社が当時成功していた奈良ドリームランドにあやかるため、奈良から勧進してきたものです。神社の写真です。
・奈良から連れてきた鹿もいます。広くないので、奈良の鹿に比べてちょっとかわいそうです。