Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

MISS SAIGON

25周年のミュージカルの映画

2017年2月23日の朝日新聞の夕刊で、新妻聖子さんからの紹介インタビュー記事があり、この映画を知りました。早めに事務所を出て、有楽町のTOHOシネマズ日劇にMISS SAIGONのミュージカルの映画を見ました。

www.asahi.com
ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 2017年3月 映画館で限定上映決定!

夕方、18:15スタートで、間に5分の休憩があって、後半が終わり、更に10分の休憩の後にオリジナルキャストによるカーテンコールがあり、終了は21:35分で合計3時間20分という長い映画でした。

平日の夕方なので半分程度の入りで、見に来られていた方は女性が多く、7~8割は女性だったように思います。

2001年に香港の法律事務所に短期留学したときに、ワールドツアーで香港に来ていたMISS SAIGONのミュージカルを見たことがあり、粗筋は覚えていました。ベトナム戦争時のサイゴンでの純愛とアメリカに帰国した後の妻との純愛が交錯し、悲劇に終わるというものです。

今回の映画は、2014年のロンドン公演を映画にしたもので、多少の映像効果は追加されているものの、ほぼ、劇場の雰囲気を伝えているものです。

演出は、龍の踊り、ホーチミンの顔のオブジェとベトナム国旗、エンジニアの動き、ヘリコプターなど、香港で見たのと同じでした。

今回のキム役の「エバ・ノブルザダ」の声が非常にかわいいらしい声で、もう一人の準主役の女性(ブルゾンちえみ、キンタローにみたいな髪型の人でした)のこれぞミュージカルという声と好対照でした。

二人の女性の間で心が揺れる元米兵の姿を見て、男はあかんなぁーと思いました。特許的に言えば、先願主義やろと言いたいところですが、悲劇に終わらないと物語になりませんね。

あと、面白かったのは、カーテンコールで出てきた初演のときの俳優が、主役のキム役の方以外は、東洋人も黒人もおらず白人ばかりだったのが、25年たった2014年版ではその役にふさわしい人種の方がバランスよく配役されていたことです。ミュージカル人材の層が厚くなっているのだと思いました。