Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

マーク・ザッカーバーグ

ハーバードの卒業式スピーチ

ネットを見ていたら、Facebookマーク・ザッカーバーグのスピーチがあり、スティーブ・ジョブズの「stay hungry, stay foolish」に匹敵するスピーチというので、英語の勉強を兼ねて見てみました。

まずは、Youtube


Facebook CEO Mark Zuckerberg delivers Harvard commencement full speech

 

日本語のスクリプトもありました。翻訳ありがとうございます。助かります。

www.huffingtonpost.jp

 

英語のスクリプトもあります。

www.businessinsider.com

 

内容的には「目的」です。それは個人の目的ではなく、社会に良い影響をあたるという高次の社会的な目的をつくり、達成しようという話です。

Facebook創業時に仲間が去った。これは皆つながりたがっている、社会をつなぐんだという目的の共有ができていなかったためというところからはじまり、

これからの処方箋として、

  • 大きくて意味のあるプロフジェクトを語る。例えば、ソーラーパネル地球温暖化防止、オンラインで直接投票する制度。
  • 平等性を再定義して、誰もがその目的に参加する自由を持つ。例えば、GDPではなく、どれだけ意味のある人生を送れているかを指標にする。ベーシック・インカム導入。
  • 世界規模のコミュニティを作る。そのために、家でもスポーツチームでもなんでも良いので、ローカルコミュニティを立て直すことから始める。

という内容を話しています。詳しく読んでもらった方が、理解できると思いますので、内容は、スクリプトをお読みください。

 

コメント

ザッカーバーグは33歳でミレニアル世代。2000年前後に成人を迎えた世代で、日本のゆとり世代を同じ年代です。この世代が社会を引っ張っていくのだと思いました。

ジョブズのスピーチは、ヒッピー文化の雰囲気も残り、社会への反抗という側面も見え隠れしますが、ザッカーバーグは真正面です。Youtubeには、中国人の奥さんも何度も出てきます。

 

少し前まで、会社と家の往復でした。今だけという話もありますが、転職したばかりで時間に余裕があるのと、気持ちが前向きなので、今までで一番いろいろなところに顔を出しています。

商標協会の各種会合に参加し、以前の会社の先輩後輩と飲み会し、英語学校に行き、何もないときは日比谷図書館に行き、ネーミングの講演会に出て、英語勉強会に参加する。コンサートにも行く機会も増えました。ブログも4か月続けています。

 

それでも、商標協会参加と飲み会(とブログ?)以外は、非常個人的な活動ばかりであり、サッカーバークのいう大きな目的まではほど遠く、身近なコミュニティへの参加になっているかどうかという状態です。

 

ましてや大きな目的となると、自分とは距離感があります。やりたいと思うことはあります。商標の世界とブランドの世界は非常に近いものでありながら、残念ながら並行的で交わることがなく、これは社会の損失ではないと思っています。双方のコミュニティの相互理解を深めることは意味あることだと思います。

ザッカーバーグ流にいうと、誰かがやるんではない、自分でやるんだとなるのですが。