Great Conversationalist(偉大な話上手)
通っている英語学校のBizComの授業で、Brian TracyさんのYouTube映像についての話がありした。
3 Ways to Improve Your Communication Skills
講師の先生の説明では、Brian Tracyさんは、カナダの方で人材開発系のコンサルをしていて、大変なリッチな方であるということでした。
話し方が丁寧で、簡単な、今からすぐに実践できるようなことを言ってくれていて、その効果を明確に説明しているのが、凄いというコメントでした。
今回は、Converationalist(話上手)になるためには、ということです。
大略、次のような内容です。
1.まず、pause(ポーズ)です。
相手方の話が終わった後、返答をする前に、3秒から5秒のポーズを入れます。このことで、3つのことが同時に達成できるそうです。
- 相手方は話を続けようとしているかもしれない。相手の邪魔をせずに済む。
- 相手の言葉を理解しようとしていることが伝えられる。
- 相手の言っていることの、真意が良く理解できるようになる。
2.二つ目は、明確化です。
How do you mean? How do you mean, exactly? と聞き、ポーズを入れます。
こう聞かれると、相手は、返答しないわけにはいきません。話は分かりやすくなりますし、会話が回転しはじめます。
3.三つ目は、Panaphrase(言い換え)です。
相手方の言ったことを、自分の言葉で繰り返すということです。これにより、相手方を理解しようとしていることを伝えることができます。
これらの3つにより、相手方を魅惑することができます。効果的に相手方の言っていることを聞き(積極的傾聴ですね)、あなたは重要な人物ですと示すことができます。
そして、この積極的傾聴は、相手の信頼を勝ち得て、自分を信じてもらえるようになります。また、相手方の自尊心に響きます。
積極的傾聴をしないと、会話が違った方向に行き、さまよってしまいます。
そして、この積極的傾聴は、自分の性格やパーソナリティを開発するものでもあります。
こんな感じの話でした。
人事の研修で、部下指導やコニュニケーションで、積極的傾聴という言葉を聞き、そのときは、一応理解したつもりでも、現場に戻ると、自分の言いたいことを一生懸命言ってしまい(いわないと伝わらないと思ってからでしょう)、なかなか実践できません。
それが、英語で4分のビデオを見ると、すっと腑に落ちるのは、不思議な感じです。論理構成がしっかりしているのか、英語なので私が真剣に聞いている(それこそ、積極的傾聴をしている)ためでしょうか?