7月24日に(五輪開会式まで3年)
2017年7月25日の朝日新聞に、前日24日に実施されたテレワーク・デーの記事がありました。
記事の内容な次のようなものです。
- 東京五輪開会式まで3年となった7月24日に、テレワーク・デイを実施
- 官公庁や民間企業900社超が参加
- 五輪期間中の混雑緩和と、働き方改革がねらい
- 2012年のロンドン五輪では市内の8割の企業でテレワークを採用
- カルビー、NTTデータ、日本航空の事例紹介
- カラオケ店のビックエコーの東京と神奈川の店舗で、平日の日中に仕事場として利用できるようにしている
日経にも、テレワークの話題があります。
2017年7月21日の記事には、
- ロンドン五輪のレガシーの一つがテレワーク(小池知事)
- 東京都が東京テレワーク推進センターを飯田橋に開設
- 総務省のまとめで、テレワーク導入企業は、13.3%
- 未導入の理由は、テレワークに適した仕事がない(74.2%)、メリットが良くわからない(14.7%)
- スカイプの利用の紹介
2017年7月25日の記事には、
- テレワークとは、「離れたところで(テレ)」「仕事(ワーク)」という造語さ
- 在宅型、サテライトオフィス型、モバイル型がある
- 小さな会社ではあまり進んでいない
- 社会、働き手、企業それぞれのメリットの紹介
- 社会としては、交通渋滞緩和など
- 働き手としては、ワーク・ライフ・バランスなど
- 企業としては、生産性アップ、災害時の事業継続など
とあります。
コメント
特許事務所ではテレワークは非常に向いていると思っていたのですが、今の特許事務所ではお一人、サテライト(在宅)型を利用している方がいるだけで、基本はテレワークはありません。デスクトップの大きなPCで業務をしています。
以前の会社は、軽量ノートPCを販売していたこともあり、支給されるPCがノート中心でしたので、工場を除き、多くの人がテレワークをしていました。テレワークに積極的ではなかった私でも、下記はやっていました。
- 出張時はノートPCで空き時間にメールチェックする(海外出張時も国内出張時も情報環境として大差がなく仕事ができる)
- 土日に、メールのチェックをする(今はNGかもしれませんが)
- 東日本大震災のあと、自宅から数日テレワーク
2月末にやめる少し前に、Office365やSkype for Businessが導入されましたので、もっと活用が進んでいると思います(マイクのついたヘッドセットも渡されましたが、一度、ぐらいしか使えませんでした)。
工場や物品販売の店舗には向きませんし、小規模事業所ではメリットがわからないという声が多いようです。
特に、導入に不安になるのが、成果管理と労務管理です。成果管理の部分ですが、最後は、アウトプット次第です。労務管理としては、以前は実施計画書を出すとか、テレワークの前後にメールで連絡を入れるとかでしたが、Office365ではリアルタイムにPCを使っているかどうかが分かります。
成果管理と労務管理がセットになって、アプトプットがあれば良しとしないとダメで、従来のタイムカード型の労務管理(時間で測る)はできないというのが私の感想です。
トヨタが昨年、テレワークを導入したことが大きな話題になりました。あのトヨタが導入するとなると、成果管理や労務管理の手法が確立できるのではないかという期待です。
職場内の打ち合わせも、テレワークでの打ち合わせはSkypeなどが中心になると思います。ノートPC支給やソフトウェアのバーションアップなどが必要ですが、Windows7のサポート期間が、2020年1月までのようですので、次のWindows10導入時はセットでノートPCの支給と、Office365とSlkypeの導入を検討する企業が増えるのではないでしょうか。
個人の意見の紹介ですが、ある人は、一人では仕事をする気にならないという声を聞いたことがあります。また、別の人は、テレワーク・デイは、いつも以上に頑張ったと言っていました。
テレワークを実施できる企業が13.3%ということですが、あと3年で、この数字を50%超なり、90%超なりにあげるには、相当なPRが必要だと思います。