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この記事からすると、法科大学院はダメなのかと思ってしまいますが、あくまでこれは、法科大学院から見た視点のようです。個人の視点は、違うように思います。

 

www.sankei.com

産経新聞によると、2016年度の司法試験は、次のようだったようです。

  • 2016年の司法試験の合格者数は1583人(前年比ー267人)
  • 合格率は0.13ポイント低下し22.95%
  • 受験者数は昨年より1117人少ない6899人(前年比ー1117人)
  • 平均年齢は28.3歳で最年長は66歳、最年少は21歳
  • 予備試験通過者で合格したのは235人で合格率は61.52%
  • 大学で法律を学んだ法学既修者の修了3年目までの「累積合格率」は約67%
  • よって、2割台の合格率も「必ずしも低いとはいえない」(法曹関係者)

今は、法科大学院のルートにせよ、予備試験のルートにせよ、5年間で5回の受験ができるようです。

 

合格率が低く出ていますが、5回受験できるということで、23%の可能性を5回受けれることをカウントする必要があります。

産経新聞の記事に、法学既修者の場合、修了3年目までの累積合格率が67%とあります。未修者は、累積合格率も低くなるようです(未修者の累積号御確率は、34%ぐらいのようです)。

ちなみに、法科大学院は、法学部を出ていると2年、他学部なら3年です。

 

朝日新聞の記事だけを見ると、法科大学院に夢がありませんが、産経新聞の記事のように、既修者で7割合格と考えると行こうかと思います。

22歳まで大学の法学部、その後2年間法科大学院で24歳。3年受けて、27歳。合格平均年齢の28歳と近い数字です。

 

実は、この28歳という数字、私の学生時代、1980年代後半の司法試験の合格年齢と同じぐらいです。 当時、記念受験もありましたが、大体毎年、2万人受けて、合格は600名だったと記憶しています。

最近は、7000名受けて(受験者は3分の1)、合格者が1700名で3倍になっています。当時に比べ、相当門が広くなったと理解すべきではないでしょうか。

博士課程に行ったとしてても、24歳で博士課程に入って3年で、27歳。高度な教育を受けようとすると、だいたい27歳から28歳ぐらいまでは、勉強の時期なんでしょう。

 

ちなみに、予備試験の受験者は10000人で、合格者は400名弱とありました。法学部の学生、法科大学院の在学者も多くの人が受けていると思われます。