Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

パンダ名前応募

上野と南紀白浜

上野動物園の赤ちゃんパンダの名前の応募が32万件となったという記事が、朝日新聞に出ていました。digital.asahi.com

記事は、次のような内容です。

  • 8月10日までの14日間で、32万2518件の応募で、過去最高
  • 公募の条件としては、カタカナ表記ということだけで、音を重ねるのは条件ではない
  • しかし、上野のパンダの名前は、カンカン・ランラン以来、音を重ねる名前
  • フェイフェイ・ホァンホァン、チュチュ、トントン、ユウユウ、リンリン、シュアンシュアン、そして、現在のリーリー、シンシン
  • リーリー(力力)、シンシン(真真)の中国名は、ビーリー比力)、シェイエンニュ(仙女)だった
  • 音を重ねると中国では、可愛らしいイメージがある
  • 和歌山県アドベンチャーワールドのパンダは、「浜」が付く(幸浜・こうひん、愛浜・あいひん)
  • 選考委員は、日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子さんら6人
  • 応募が多かった100点の中から10点に絞りこみ、9月に名前を発表
  • 先に商標登録されることを防ぐため、情報管理を徹底
  • 今回の赤ちゃんは2歳で中国に渡るが、名前は生まれたところで付けたものが血統登録される

記事には、トントンの時の応募点数が、2万1558点とあります。

同日の日経では1986年のトントンのときは27万3千件とありました。どちらが正しいのかと考えたのですが、たぶん、同じ名前が多く、名前の数では2万1558点だったのではないでしょうか。 

 

コメント

喜ばしいニュースですが、東西格差が気になります。

南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダは、子沢山で有名ですが、名前の公募数にも大差がついているようです。

pandababy-aws.com

 

上野動物園は32万通ですが、白浜の結浜・ゆいひんの時は5万通とありました。

これは、6倍の差があります。

応募期間が、上野動物園の2週間に比べ、白浜は61日間と4倍だったのにです。

これを単純にかけると、24倍となります。 

 

東京にはテレビ局やマスコミが集まっており、彼らは東京を中心にものごとを考えるので、こうなるのだと、かねがね思っています。

 

白浜の永明・えいめい、良浜・らうひん は子沢山で有名で、パンダの世界では、スーパースターなのだと思いますが、この扱いの差は何とかならないものでしょうか。