愛称対決「マクド」の勝ち
2017年8月25日の朝日新聞に、今月マクドナルドが実施した愛称を題材にした販促キャンペーンの話が出ていました。
キャンペーンは、東京などで使われると「マック」という愛称と、関西で使われる「マクド」という愛称を題材にしたもの。
「マック」「マクド」のイメージでつくった商品を用意し、4日~20日の間に、ツイッターでつぶやかれた商品名や愛称の数を競ったようです。
結果は、「マクド」が「マック」を上回りました。
マクドナルドは、「マクド」の商品である「ビーフカツバーガー」のクーポンを配信しているようです。
「マック」の勝利を受け、同社のホームページが、サラ・カサノバ社長のメッセージや、商品紹介などの一部が、期間限定で関西弁(大阪弁)になっています。
クーポンは公式アプリからで、9月1日まで、「マクド」のビーフカツバーガーが、優勝記念で390円のところが300円に、「マック」の東京ローストビーフバーガーが、440円のところが420円とあります。
コメント
新しいバーガーの販促キャンペーンですが、同社の愛称の「マック」「マクド」にかけたところと、同社のホームページまで大阪弁にしたところなどが、面白いところです。
マクドナルドも経営が大変な時期がありましたが、ポケモンGOとのタイアップあたりから、だいぶ元気になったようです。
同社復活の話は、アエラにありました。危機広報と、販促戦略の題材ですね。
8月26日の朝に、サタデープラスというTV番組で、今人気の福島アナウンサーが「マック」「マクド」の話をしていました。
外国人に、マクドナルドの「M」のロゴを見せて、あなたの国ではなんというか聞いていました。
どうやら海外では「マクド」が主流のようです。「マック」は、男の子の名前とか、AppleのMACと紛らわしいという面もあるようです。
「マクド」は、「マクドナルド」を短縮するのに、前から3文字とったものです。一方の「マック」は、「ビックマック」「マックシェーク」というように、同社が自社の商品のファミリーネームとして使っている接頭辞、接尾辞ですね。
1970年代に小学生のころから、たまにマクドナルドは利用しますが、当時は、大阪でも正確に、マクドナルドと言っていました。
1980年代に高校生になったころは、「マクド」が定着していたように思います。「マック」「マクド」論争は、当時からあり、東京はええカッコして「マック」と言っているというのが、大阪人の見方でした。
当時の大阪の高校生男子は、喫茶店に行くのを「ちゃーしばきにいこーか~」と言ったのですが、ある時、同級生が、吉野家に行くのを「うししばきにいかへんか」と言っているのを聞いて、すごい言い方をするなと思ったことがあります。さすがに、この言い方は、高校生の時以外、聞いたことがありません。
口の悪い彼らも「マクドしんばく」とは言っていませんでしたが、「マクド」という言葉を聞くと、ついつい「うししばく」のことを思い出してしまいます。