深沢直人さんのデザイン
2017年9月22日の日経に、中国のシェアバイク大手のモバイク向けに、深沢直人さんがシェアバイクをデザインしたという記事がありました。
- モバイクの利用者は中国を中心に1億5千万万人を超える
- (中国では)大量の放置自転車などの問題が顕在化していることを受け、街になじんで多くの人に受け入れやすい白色をベースとしたシンプルなデザインにした
- 深沢氏いわく、皆が好きだったら乱暴に使わないはず
- 日本などでの投入も検討
とあります。
- デザイン自体は、こちらで見れます。
[写真] IoTシェアサイクルMobike、深澤直人デザインの自転車を公開(マイナビニュース) - エキサイトニュース
コメント
深沢直人さんは、無印良品の壁掛け式CDプレーヤーなどを作ったことで有名なデザイナーです。auのINFORBARなども、深沢さんのデザインだそうです。
さて、最近、銀座線があまりに混んでいるので、朝は、新橋駅から虎ノ門まで、20分ほど新虎通り(マッカーサー道路)を歩いて通勤しているのですが、そのときに、ドコモバイクシェアのレンタルバイクを毎日見ます。
数か月前に始まったのですが、急激に台数も、利用者も急に増えています。毎日、トラックで新橋駅近くまで運んでいます。整理のための人件費もだいぶかかっているようです。
短期間にこれだけ利用者が出ているということは、社会的に求められていたサービスなのだと思いました。
ドコモのシェアバイクは、電動自転車です。東京は坂が多いので、電動が適しているとありました。ブリヂストン社製とありました。
どこでも乗り捨てできるわけではなく、決まった場所に返却するようです。
深沢直人さんがデザインした自転車のモバイクは、中国のシェアバイクの大手のようです。すでに、札幌でサービスをはじめており、日本でも全国10か所展開を目指すようです。
こちらは、電動自転車ではないようです。ドコモバイクシェアは一日会員の場合150円/30分とあり、こちらのモバイクはキャンペーン価格で50円/30分とあります。この料金の差は、人件費の差でしょうか?あるいは、電動がどうかの差でしょうか?
中国では、自転車の供給過剰や放置や、業者の破綻などが社会問題になっているようです。
出張で中国にいくと、電動自転車を良く見かける街があります。強力バッテリーで電動バイクのように使います。自転車をこぐ必要はありません。
この電動自転車は、スピードが速く、静かに近づいてくるので、ヒヤッとすることが多いのが難点です。
新虎通りは自転車専用レーンもあるので良いですが、専用レーンとセットで開発しないと、ちょっとした事故も多くなりそうです。
ドコモのバイクシェアの料金は高く、モバイクは安いようです。本当は、中国のように自由競争すべきなのだと思います。そうすると、深沢直人さんの自転車に乗れます。
しかし、そうすると中国のように放置自転車や企業破綻なども相次ぎますが、それが結局は良いサービスに結び付くはずなのですが。
どちらが、自由主義経済なのか、わからない状態ですね。