ゆるキャラ360体が集合
2017年11月25日の日経夕刊で、世界のゆるキャラが集まったサミットが開催されたというニュースを見ました。
- 世界キャラクターさみっとin羽生 2017
- 国内外から約360体のゆるキャラが集合
- 埼玉県羽生市の羽生水郷公園。25日、26日開催
- 愛媛県今治市の「いまばりバリィさん」と栃木県佐野市の「さのまる」。ゆるキャラグランプリ歴代王者が参加
- 今年ゆるきゃらグランプリ2位に入った愛知県知立市の「ちりゅっぴ」も参加
- 米国やドイツなどのキャラクターも参加登録
- イベントは今年で8回目
コメント
この記事は、共同通信の記事のようで、各マスコミとも同じ内容です。
Wikipediaによると、 世界キャラクターさみっとin羽生は、2010年からスタートしたもので、当初は「ゆるキャラさみっとin羽生」と言っていたようです。2014年からは現在の「世界キャラクターさみっとin羽生」に改称したとあります。
2015年と少し古いですが、この間の事情を説明した記事が産経新聞のWeb版にありました。
この記事によると、ゆるキャラグランプリと、羽生の「さみっと」は、もともとは一つのイベントだったようです。
発端は、羽生市が自らのゆるキャラを使って街おこしをしようと、「ゆるキャラさみっと」を開催したことです。
ゆるきゃらグランプリ側も、この「さみっと」で、順位の発表や表彰式を行っていたところ、数年後、グランプリの実行委員会側が「全国各地でイベントを展開したい」として他県での開催になりました。
そして、日程の重複があり、羽生市の「さみっと」への参加が減ってきているという事情のようです。
ゆるキャラの理念として、地域振興、街おこしがあるとすると、色々な街でイベントを行う方が良いようには思いますが、羽生のイベントは成功しているようなので、これはこれで継続ということなのでしょう。
ただ、見た感じでは、双方に争いがあるというほどのものでもなく、共存しているようにも思えます。
例えば、今年は、10月19日に三重県のナガシマリゾートでゆるキャラグランプリの発表があり、10月25日、26日に埼玉県の羽生市で世界キャラクターさみっとin羽生2017ですので、一応、日程的には棲み分けているようです。
Wekipediaの受け売りですが、「ゆるキャラ」の欄の「批判」という項目に、 ゆるキャラについては、キャラクターが濫造されてしまい、逆にインパクトが弱くなっているという批判があるという紹介記事がありました。
また、ゆるキャラ界も、生き残りが厳しいという記事は沢山ありました。
ゆるキャラ関連の法的保護ですが、名称は商標登録していることがほとんどのようです。キャラクターのデザインは、著作権で良い(何もしなくても独自創作であば一定の権利がある)とするのか、商標登録するかです。
商標登録する場合は、通常の平面商標もありますし、立体商標もあります。
自治体が商標出願の名義人になっていることも多いようです。