3案が発表
東京オリンピック・パラリンピックの大会マスコットの3案が発表されています。TVのニュースやワイドショーなどで、相当紹介されているので、ご覧になった方も多いと思います。
2017年12月9日の朝のTV番組(サタデープラス)では、小学生と外国人に簡易調査(投票)をしており、小学生はア案が多く、外国人は満遍なくア案、イ案、ウ案に分かれていました。
特設サイトで、マスコットの説明があります。
2042件の応募総数だったようですが、現在、3案に絞り込まれています。
最終決定は、全国の小学生の投票で決まるようです。投票期間は、2017年12月11日(月)〜2018年2月22日(木)で、小学生マスコット投票の結果発表は2018年2月末の予定です。
このマスコット投票は日本全国の小学校、インターナショナルスクールなどが対象となり、 個人・一般の方の投票はできず、小学校からの事前の登録が必要となります。
朝日新聞によると、マスコットの決定後、マスコットの名前は専門家が決め、来年7~8月に発表されるようです。
今回の3つのマスコット自体には好みがあると思います。
はたして、小学生はどのような議論をして、どの案を選択するのでしょうか。
大人の意見なら、こんな議論でしょうか。
グローバルなら、ア案のソニックザヘッジホッグみたいなものが受け入れられやすく、反対に日本的に行くならイ案かウ案。
イ案とウ案のちがいは、タッチの違い。
票が割れるので、多数決では、結局ア案が採用されると予想しました。
イ案は、着ぐるみに、出来るのか気になりますが、背を高くすれば可能かもしれません。個人的には、このイ案が良いなと思いますが、好みの問題ですので何に決まっても良いと思います。
ちなみに、マスコット候補3案の紹介サイトは、良くできています。
マスコットの特徴や性格設定の説明文がありますし、動画での説明では、音声での紹介とともに、平面ではなく3D画像のマスコットが回転して、後ろ姿なども確認できます。
大会マスコットは、着ぐるみ姿で露出することも多いですので、立体になっているとイメージがつかめます。
全体的に、どの案も、デジャブ感はあります。その理由は、次のように思いました。
特に、私の場合は、ウ案のタヌキを見たときに、ポンタカードのタヌキと似ているのでは?と思ったのですが、実際に対比してみるとだいぶ違いました。タヌキをキャラクター的に描くと、どうしても同じようになるという程度の似かたでした。商標では、直接対比観察ではなく、離隔観察でと言いますが、離隔観察だけでは、類似の範囲は広くなりすぎます。
また、離隔観察する人の観察力の差もあります。商標の審査官は、マークのプロなので、良く知っていますし、職業柄でしょうか商標を良く観察されていますので、離隔観察でも良いと思いますが、一般人は、それほどの注意力を持って見ていないので、直接対比観察程度で、やっと商標審査官と同レベルになるのではないかと思いました。
仮説ですが、デジャブ感の正体は、一般の人の認識力に原因が有りそうです。