先週の日曜日に、新聞屋さんからもらった無料券があったので、関内の横浜文化体育館であった「ボリショイ・サーカス」を見てきました。案外楽しめました。
ボリショイ・サーカスは、記憶が定かではないのいですが、40年ほど前(小学生か中学生のとき)に、当時の大阪府立体育館で見たことがあります。
その時は、ロシアではなく、ソビエトの全盛時代でしたので、サーカスも華やかなイメージでした。
今回は、体育館が横浜文化体育館で、設備が古い感じです。まず、天井高が足りないように思いました。サーカスのだいご味の空中ブランコで、一番上の人は、天井近くにいます。
天井高は、13メートルということで、バトミントンの国体基準は満たしているようですが、横浜アリーナや川崎市の等々力体育館の20メートルに比べると、だいぶ低いように思います。
また、この体育館は、1962年開館で、相当古い感じです。建替えが決まっているようで、2024年には横浜ユナイテッドアリーナとしてオープンするようです。
炎天下の猛暑日だったのですが、館内のエアコンはビルトインではありません。天井近くの通路に、28台のエアコンが設置されていました。地下鉄の銀座線にあるようなタイプのエアコンです。28台フル回転しても、暑いなという感じです。たぶん後付けのエアコンと思われるのですが、1962年当時は、体育館にはエアコンがなかったのか?と思います。
歴史のある体育館には申し訳ないのですが、この体育館では、折角のサーカスも、少しみすぼらしく見えてしまいます。
サーカスに詳しい訳ではないのですが、規模は小さいものの、レベルの高いものだと思いました。他にサーカスを見た経験としてはは、20年ほど前に木下大サーカスを見たのと、ラスベガスでシルクドソレイユ(ビートルズがテーマの演出)を見た程度です。
今の世の中的には、シルクドソレイユのような演出が好まれるのでしょうが、個人的には、今回のボリショイ・サーカスでも、充分満足です。
木下大サーカスは、バイクが印象に残っています。
ボリショイ・サーカスという名称のサーカス団があるのではなく、ロシアのサーカス団が日本に来るときに、この名称を名乗っているというは知っていました。
興行主のWebサイトによると、「ボリショイ」は英語で、「Great」「Big」にあたる言葉ということです。偉大な、大きなサーカス程度の意味になります。ボリショイサーカス団は、ロシアでの名称は、ロシア連邦サーカス公団という国立の機関で、世界各地で講演をしており、日本に来るときに、「ボリショイ・サーカス」と呼ばれるとあります。
ボリショイサーカスというネーミングにした経緯などについては、次のサイトに詳しく出ています。
ボリショイサーカスの源流は、ロシアに渡った幕末日本の大道芸人たちにあった 脈々と息づく「クールジャパン」
一つ、気になったが、ボリショイ・サーカスを、英語で「BOLSHOI CIRCUS」と記載している点です。ロシア語なら、「Большой цирк」となるようですが、これでは一般に読めないので英語になってしているようです。
英語に「BOLSHOI」という単語があるのかというと、ボリショイ劇場をBolshoi Teatre、ボリショイバレエ団をBolshoi Theatre Balletというようであり、英語になっています。
日本語で外来語をカタカナ表記するように、英語でも発音にあわせて英語表記するようです。
日本の興行主が、「ボリショイサーカス」「BOLSHOI CIRCUS」の商標登録を持っているとWebサイトの会社案内の欄に記載がありました。