88ヵ国中、49位
2018年11月11日の朝日新聞に、非英語圏における日本の英語力のランキングが、49位だという記事がありました。
順位は、
●30位に香港、31位に韓国、32位にスペイン、34位にイタリア、35位にフランス
●42位にロシア
●47位に中国、48位に台湾、49位に日本
●53位にブラジル、87位にイラク、88位にリビア、とあります。
このランキングは、スイスに本部がある国際語学教育機関であるEFエデュケーション・ファーストがオンライン上で実施した、無料の英語力測定テストの結果ということです。
世界で約130万人のデータがあり、日本からは数千人が参加しているということです。
その結果、88ヵ国・地域中、49位という数字です。
2011年には、44ヵ国・地域で14位だったとあり、順位が、年々下落しているとあります。
日本法人の社長は、日本と他国との差は相対的に開きつつあるとしています。
コメント
88ヵ国の調査ですから、ロシアあたりが中間になり、日本は半分より下になっています。順位は、中国、台湾と並んでいます。
隣国では、韓国の英語力が抜きん出ているようです。
香港は、イメージではもっと上なのですが、韓国レベルなんですね。英語の位置づけが下がっているのでしょうか。
シンガポールや、南アフリカは、英語が公用語の国だと思いますが、非英語国と分類されているようです。
2011年には、44ヵ国の調査で14位とまあまあだったのに、どうして下がってくるんでしょうか。
このテストの受験は、無料でできるようであり、若い人が多く受けているようです。
数千人のサンプル数があれば、調査のサンプル数としては、まったく問題ないのでしょうが、どんな人が受けているのか(例えば、中学・高校生なのか、社会人なのか)で、多少は影響があるように思います。
日本の英語力の高い人が数千人単位で参加すれば、順位は簡単に上げられそうです。
この教育機関を知りませんでした。もともと、スウェーデン発祥の会社のようです。日本では、留学に関する事業をやっているようです。
その社長が出ている記事風広告がありました。
どうも、留学等の斡旋をしているようです。日本の英語教師を海外に派遣することが、日本の英語力の強化に効果的としています。
確かにそれは言えます。日本人の英語の先生が、皆さん英語で話をできるような先生ばかりになれば、日本の状況は劇的に変わるように思います。
下手なことに予算を使うぐらいなら、この事業に予算を投入することは、十分理解できます。
英語の先生もやる気が起きるでしょうし、そんな先生に英語を教えてもらえるなら、生徒も幸せだと思います。