ブランドマネジメントの相談
最近、本業の外国商標の他に「副業」をやっています。
副業といっても、勤務時間中ですし、事務所の仕事として受けていますので、副業解禁の意味での副業ではなく、新規事業と言った方が良いのかもしれませんが、事業の規模感からは、副業レベルの小さなものです。
これらは、
●元々、電機メーカーで、ブランドマネジメントや商標管理をやっていたことと、
●昨年、知財協会の商標委員会で「商標管理の復活」というテーマで話をさせてもらったこと、
●以前の会社のあるカンパニーの知財部門で「技術ブランディング」の話をさせてもらったこと、
●一昨年、ブライツコンサルティングのパネルディスカッションに参加させていただいき、「ブランドと商標」の話をしたこと、
などが、きっかけになっています。
チャンスを与えていただいている皆様には大変感謝しています。
今、弁理士会では、知財コンサルティング業務を業務の柱に出来ないかと、真剣に考えて、研修会などをやっていますが、私の場合、図らずも、そんな感じになって来ました。
当然、個人の経験による仕事であり、他の担当者では出来ないので、事務所では彼は何をしているのかと、思われていると思います。
今は、知財協会の商標委員会に委員を出しているような大企業中心なのですが、理想的には、スタートアップ企業のブランディングと商標管理を一緒に相談を受け、企業の目指す姿を一緒に明確にして、商標などのシンボルを決め、商標出願や最終的には模倣品対策まで、一気通貫のサービスラインナップが、揃えられるとすると夢があります。
もし、ブログを見ておられる方で、ブランドマネジメントのご相談がある方は、事務所にお電話いただければ、喜んでお手伝いします。広告代理店やブランドコンサルよりは、相当安いのではないかと思います。
最近の若手の弁理士さんを研修会や各種の会合などで見ていると、中に、ビジネスセンスのある方がいます。
そのような方は、企業で営業なり、技術の第一線で、活躍されていたバックグランドをお持ちのようです。
従来型の明細書作成業務は、企業は下請け感覚で使っている面がありますし、どの事務所もある程度は出来ますので、それ以外のものが必要です。
昔なら、外国にルートがあることが、コアコンピタンスになりえましたが、インターネットの時代、あまり、評価対象になりません。
法律面のサービスの強化はあります。大手法律事務所が、人気なのはこの辺りだと思います。
また、各国の法運用の、企業の知らない細部に拘る方法はあります。
何が正解かは、分からないのですが、時代の変化に適応した者だけが生き残れるのではないでしょうか。
なお、特許事務所は、情報産業の一つなので、一般的に機密管理がしっかりしていると考えられており、このことが、信頼になり、仕事が来る面があるようです。
ここは、特許事務所の方は気づいていないのですが、企業視点では利点であり、活用できます。