Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

ローソンのアルバイト・パート

Webサイト情報からの比較

昨日は、ファミリーマートのタッチポイントとしての店舗のスタッフへの表彰制度を見ましたが、今日は、ライバルのローソンを見てみたいと思います。

ローソンのアルバイト・パートの募集のWebサイトは、下記です。

【公式】ローソン アルバイト・パート求人情報

 

アルバイト・パートの福利厚生が、充実しています。

福利厚生を見ると、給与明細のWeb配信の他、映画のチケットなどの従業員得点というものがあるようです。

他に、ベネフィットステーション、通信教育補助、レンタカー割引、インフルエンザ補助、健康診断補助、スポーツ施設補助、慶弔見舞金などがあるようです。

進んでいます。

 

大学生などには就職支援をしており、アーティストやダンサーになりたい人にもドリームプロジェクトという名称の制度があります。

若い人を念頭に置いた施策です。

 

ファミリーマートの「スタッフアワード」に近いものは、「ファンタジスタ」という制度です。

ローソン「ファンタジスタ制度」のご紹介。専門的スキル・知識が身につく!

こちらは、接客、ファストフード、マチカフェ、まちかど厨房の部門に分かれていますが、レギュラークルーから実技・筆記試験で「ファンタジスタ」が選ばれ、更に、支店グエランドファンタジスタ、Finalist グランドファンタジスタ、Top of グランドファンタジスタと選ばれていくようです。

 

Webサイトには、事例として、マチカフェのグランドファンタジスタが、ブラジルのコーヒー農園で研修を受けている写真・情報が掲載されています。

 

ファミリーマートのエクセレントスタッフシンポジウムは、254名を東京ディズニーランドへ招待というものですが、マチカフェというものに特化したもので8名と少人数ですが、ブラジルまで行っています。

 

ローソンが今後、伸ばしていこうという会社の方向性が、従業員への福利厚生や表彰制度にも色濃く出ているなと思いました。

ローソンチケットなど、ロッピーの端末を使ったサービスを重視しているようですし、ファストフード、カフェ、弁当店内調理に、力を入れているだと思いました。

そういうものに、チャレンジするアルバイト・パートを応援するという感じです。

 

若いアルバイト・パートへの支援というのも特徴的です。

 

もう一つ、面白いことを見つけたのは、このサイトの使用言語です。

日本語、英語、中国語(簡体字繁体字)、韓国語というのは、ベーシックなものですが、更に、ヒンディー語ベトナム語があります。そして、最後に、「ひらがな」のサイトがあります。インド人、ベトナム人の方が多いんだろうと思います。ひらがなだけのサイトも必見です。

ろーそん あるばいと・ぱーと きゅうじんじょうほう

 

インバウンドの次の、外国人労働者と一緒に仕事をする時代は、「ひらがな」が大きなコミュニケーションツールになるということでしょうか?

 

戦後、志賀直哉が、日本語をやめてフランス語に使用という提案をしたことを思い出しました。

どうも、英語にしようとか、漢字をやめて、ローマ字表記やひらがな表記にしようという考え方があった(ある)ようです。

漢字廃止論 - Wikipedia

ローマ字運動