全面的に販売終了
2019年1月31日の日経に、ファミリーマートが無印良品の商品の販売を全面的に終了するという記事がありました。
- 無印良品の商品は、在庫が無くなり次第、販売終了
- SNSでは惜しむ声
- 理由は、売上が伸び悩んでいるため。無印良品の店舗が増え、ネット通販でも購入できる
- 2018年から売り場削減。影響がすくないと判断して全面的に終了へ
- 今後は、ドンキ流に
- 1980年代初頭からの40年にわたる関係を経つ
- セゾングループ解体後も、2006年には株式の持ち合い、商品供給で連携してきた
- しかし、ユニーと経営統合。さらに、伊藤忠商事の子会社に
- 良品計画は、保有数ユニー・ファミリーマート株を売却
とあります。
コメント
2019年1月30日付のファミリーマートのニュースリリースでは、淡々と事実だけを伝えていました。
「無印良品」取り扱い終了のお知らせ|ニュースリリース|ファミリーマート
家の周りも、事務所の近くも、ファミリーマートが多いので、ファミリーマートを良く利用します。
特に、無印良品の小型のリングノートをいつも使っているので、ファミリーマートで買えて便利だなと思っていました。
過去、ファミリーマートに、無印良品の商品を置いていることは、ファミリーマートのブランド力向上にプラスになってきたと思います。
ただ、記事が言っているように、最近は無印良品のお店が増えているのは事実であり、ファミリーマートに置いておく理由が低下していたのは事実ではないかと思います。
また、2019年2月1日付のDiamond Onlineの記事で、無印良品の商品の回転率が悪かった(その結果、棚にホコリがあるような店舗もあった)という記事もみました。
そういう意味では、仕方ないことだなと思います。
良品計画の株主構成を見ましたが、信託口などが多く、どこかの子会社というのではなく、独立系のようです。名前の出ている株主は、三菱商事、クレディセゾン、ファミリーマートぐらいでした。
今回、記事にあるように、良品計画側が、ファミリーマート株を売ったようなので、ファミリーマート側も良品計画株を売ることになるんだろうなと思います。新聞の見出しにあるように、ファミマがセゾンと決別するようです。
●日経新聞の記事の写真には、ファミリーマートの実験店舗の写真が載っています。看板(ファサード)は、基本はファミリーマートの看板なのですが、「PRODUCED BY ドン・キホーテ」のロゴもあります。
Produced by ですので、Supported by よりも、更にドンキ側の関与が深い関係ですね。
●関連で、以前、スリーエフだった店舗は、「LAWSON+スリーエフ」というブランドになっていました。ダブルブランド店舗というようです。
生鮮食料品がある店舗、本の文教堂と一緒になった店舗、飲食・休憩スペースが2か所ある店舗など、色々なものがあるようです。
「ローソン・スリーエフ」の合弁会社の運営会社の資本構成は、スリーエフ側が70%でローソン側が30%のようで、スリーエフ側がマジョリティなのですが、「ローソン・スリーエフ」というブランド名は、ローソンが先にありますし、看板でもLAWSONがメインの表現ですので、実質上はローソンの派生ブランドに見えます。
PRODUCED BY ドン・キホーテでも、LAWSON+スリーエフでも、ダブルブランドをするということは、シングルブランドでは魅力がないことを自ら告白しているようなものですが、それも仕方ないということでしょうか。