予算案がペンディング
2019年3月28日の朝日新聞で、滋賀県彦根市のひこにゃんが、4月から休業を余儀なくされる可能性があるという記事がありました。
- ひこにゃんの活動は市内の団体に委託
- 予算は3020万円
- 予算案が、市長と市議会の対立のため否決
- 2024年の国民スポーツ大会の予算で、花火大会や学校の予算が見送りに。議会が反発
- 暫定予算は必要最低限の経費のみ
- 6月の市議会で審議
- ひこにゃんは、年中無休で、毎日3回、彦根城や城下町でパフォーマンス
- 市内外のイベントに年約120回登場
- 休業を回避するためには、市職員が代わるしかないが、1日3回は難しい
コメント
ひこにゃんといえば、くまモンとならんで、大成功したゆるキャラです。彦根市も経済効果を考えると、なんとか活動できるようにしたら良いのにと思います。
3020万円というと、まあまあの金額に思えますが、着ぐるみに入る人の人件費だけではなく、スケジューリングをする人の人件費、出張費などを入れると、高いとはいえないように思います。
公共団体なので、議会の承認がないと何も進まないのかもしれませんが、残念なところです。
めったに会えないひこにゃんということで、かえって、レア感が増しますので、その間のひこにゃんは人気になるかもしれません。
横浜で、ピカチュウ大発生中というイベントがありますが、このときは、みなとみらい等に沢山のピカチュウがいます。ありがたみは減っているかもしれまえん。
レア感というのは、ブランドを作る大きな要素ですので、たまにはひこにゃんも悠々自適にすると良いとは思います。
しかし、協力してきた団体にとっては、悠長なことは言っておられません。2~3ヶ月だけですが、無収入になります。
これまで、どれだけ貢献したのかということを彦根市に訴えても、暖簾に腕押しになりそうです。この期間の保証の意味で、自由にひこにゃんのキャラクターを使わせてもらい、独自の活動をして、収益の足しにできないものかと思います。
主に、彦根市や滋賀県、県外に出るとしても、大阪や京都など交通費があまりかからないところに、自由に出没して、多少の出演料をもらって、イベントに参加するというのは、どうでしょうか。
ふなっしーのように自由過ぎるのも、市の公式キャラクターとしては、どうかと思いますが、迷惑をかけたのは市なので、休業補償はあってしかるべきだなという気はします。
あるいは、まったく休んでしまって、あと2~3ヶ月なので、今後のひこにゃんの訴求戦略を、じっくり考えてみるのも良いかもしれません。
忙しくバタバタしていると何も考えないことも多いので、いいチャンスかもしれません。