ユーザー規定とソースコード
2019年6月24日の日経に、コードが法律になる日というタイトルの論説がありました。
「コード」が法律になる日 重み増す巨大ITの責任 :日本経済新聞
内容は、
- フェイスブックのユーザー規定は、法律並の力。現代の立法者(カリフォルニア大学のデビット・ケイ教授)
- 例えば、テロリズムや暴力に関する投稿を禁じているなど
- ユーチューブにも似た規定
- ユーチューブの同性愛をからかう動画の削除が遅れたことに批判
- ネット企業のソフトウェアでも、(ソース)コードが法律化(ハーバード大学法学部のローレンス・レッシグ教授)
- 例えば、市販の顔認証システムは、白人男性の精度は高いが、有色の女性は誤った認識
- 政府が企業と協調してルールを考えるべきではあるが、米国は、政府のネットへの関与を嫌う
- 現代の立法者への支持が下がると、政府規制強化の現実味
- コードを書く重みは増している
というような内容です。
コメント
プラットフォーマーの力が強くなり、生活に必要不可欠なものとなり、そのユーザー規定や、コードやソフトウェア自体が法律と変わらない程度にまで重要性が増しているようです。
コードの場合は自動的に意図した結論になるのでしょうが、ユーザー規定の場合、規定したことが、実行されているのか?と問題もあります。
政府の指針があってもおかしくないのかもしれませんが、通信や医薬や金融の世界のように、政府の許認可が必要というようなことになると、開発スピードが遅れたりして、ネット企業にとっては、マイナスになるのだと思います。
先日、ファイスブックで、私のプロフィールの、勤務先が勝手に変わっている出来事がありました。特許事務所勤務なのですが、東京理科大勤務になっていました。夜に、寝ているときに、夢遊病にでもなって、自分で変えたのか?、家族が勝手に変えたのか?といなりますが、そんなことは無いと思います。自分でも、家族でも、東京理科大に何の縁もゆかりもありません。おそらく、書き換えられたのかと思っています。
この点、フェイスブックに、問い合わせをしたのですが、調べますと連絡がきただけで、それ以降、特に回答がありません。良く分からないというのが感想です。
こんな経験をすると、ユーザ規定やコードが法律になっているという記事も、そうかもしれないと思いました。
金融機関などでは、通信や金融なら、問い合わせをすれば、なんとか答えてくれるように思いますが、一般に、ネット企業は、人が対応しないことが多く、良く分かりません。
無料のサービスとして利用しているだけですし、特に、何の情報もないフェイスブックなので、特に、困ることはないのですが、気持ちが悪いなという感じです。