Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

ラグビーワールドカップのユニフォーム

色んな話題

ラグビーワールドカップのユニフォームの話題が数点ありました。

一つ目の記事は、2019年9月18日の日経の、ユニフォームのレプリカの売上が好調だという記事です。

着る!派手? ラグビーW杯、ジャージー人気広がるか (写真=共同) :日本経済新聞

  • 日本代表にウェアを提供するスポーツ用品メーカーの「カンタベリーオブニュージーランドジャパン」が、ジャージーのレプリカを販売
  • 代表と同じデザイン。大会ロゴや桜のエンブレム
  • W杯モデルは、1万800円。キッズ用は5300円
  • 20万枚の販売予定で、10万枚近くは売れた
  • ちょっと派手。ウォーリーみたいとの感想

二つ目の記事は、同日の日経の偽ユニフォーム販売、初摘発の記事です。

ラグビーW杯で偽ユニホーム販売容疑、全国初摘発 (写真=共同) :日本経済新聞

  • 神奈川県警秦野署は、ワールドカップ日本大会に出場する代表チームの偽ユニフォームなどを販売したとして、東京都の予備校生を商標法違反などで逮捕
  • 偽ユニフォームを巡る摘発は全国初
  • 中国からネットサイトで千円で仕入れ、約5倍の値段で転売
  • インターネットのサイトで、6人に4万5千で販売
  • 同署の捜査員が、サイバーパトロールで通常の半額程度で販売されている商品を発見し捜査

三つ目は、大正製薬リポビタンDの広告です。

見たのは、日経の2019年9月20日の広告なのですが、代表ユニフォームを着た、日本代表の選手が写っている広告なのですが、胸に大きく「リポビタンD」のロゴがあります。

リポビタンポイントチャージステーション|大正製薬

 

コメント

ラグビー・ワールドカップスタートしました。新聞に、代表ユニフォーム関係の話が、数件あったので、ピックアップしてみました。

 

日曜日に、横浜から関内方面に電車に乗っていたのですが、南アフリカのユニフォームを着た外国からの応援の一団(ラグビーでもサポーターというのでしょうか?)が沢山いました。

 

一つ目の記事は、ユニフォームのレプリカの売上が好調ということです。ラグビーのユニフォームは「ジャージー」というとあります。確かに、ラグビーのユニフォームはジャージと言いますね。

 

「ジャージ」というと、体育の授業で使うようなジャージをイメージしますが、Wikipediaで調べると天竺生地(メリヤス生地、織り方のようです)を使ったもの、特にトレーニングウェアとあります。アイスホッケーやバスケットボールの選手のゼッケンをつけたシャツをジャージーと呼び、日本でジャージと呼んでいるものは、トラックスーツ(Tracksuit)と呼ぶとあります。

日本のジャージが和製英語だったんですね。

 

二つ目の記事は、ありそうな話です。小遣い稼ぎとあり、悪質性は高くないような気がしますが、仕方ないかというところでしょうか。

逮捕する必要まであったのかは、よく分かりません。

 

三つ目は、日本代表のリーチマイケルさん他の胸の「リポビタンD」のロゴです。目立ちますし、いくらスポンサーだからと言って、代表ユニフォームに自社のロゴを入れることができるのだろうかという疑問がわきます。

当然、通常のスポンサー料にプラスして、対価を支払っているでしょうが、こんなやり方があるんだなと思いました。

サッカーのワールドカップの日本代表のユニフォームでも、同じようなことができるのでしょうか?

 

当然、試合に出るときには、この「リポビタンD」のロゴはありません。これは、リポビタンDの宣伝用のユニフォームです。

リポビタンDは、毎年行っているようなプレゼントキャンペーンでも、「リポビタンD」の名入れ景品を作成するのが大好きで、多くのリポビタンD名入れグッズがあります。どのような商品でも名入れを求める、強い方針があるようです。

サイトを見た感じでは、今回、名入れジャージのプレゼントキャンペーンは無かったようですので、さすがにこれは、ユニフォームのメーカーとの関係で、プレゼントできなかったのかと思いました。